夏の風物詩でもある入道雲が立ち上り、8月パワー真っ盛りですわね。
昨晩の女子サッカー決勝戦、なでしこジャパンしっかりテレビで応援しましたわ。
(朝4時台の観戦はいささかきつかったわ。寝不足でクマが目の下にぶら下がっています)
朝方、”きーきー”一人叫びながら応援して、終了の頃には”ぐったり”してしまいました。
結果は2-1で、なでしこは銀メダル。
でも、本当によく頑張ったよなぁ!!!(涙)
ただ、表彰式はちょっと残念だった。
良い雰囲気のチームであることは大切ですが、ちょっとおちゃらけに見えてしまって、
シリアスになれとは言わないが、やっぱり、『なでしこ』なんだから凛とした態度を世界の舞台では見せて
欲しかったな。(これはきゅうごままの個人的な感想)
でも女子サッカーの知名度や発展に貢献したことは、すばらしいざます!!
ところで、入道雲についてですが、別名、積乱雲といいます。
空の上では、少々厄介な存在。 もくもくと立ち上る入道雲は、地上付近と上空の温度差がもたらす大気
の不安定によって生じる雲であり、地上には集中豪雨や、突風、竜巻を起こしたり、
上空では飛行航路の障害にもなることがある。
きゅうごままも、この巨大綿菓子のような入道雲をよく、コックピットから見ました。
回避できない場合は、もちろん、この中を飛行するのですが、
乱気流のためガタガタ機体が上下に揺れて、サービスは中断するわ、気分の悪い乗客や同僚が
続出して、なかなか厄介な状況になる。
(遊園地でも上下するアトラクションが極端に嫌いなきゅうごままだが、機内の揺れは平気だった)
乱気流(Turbulance=タービュランス)はシリアスな事故や怪我につながるので、
いつもはオトボケ雰囲気満載の機内にも緊張感が流れる。
乗客の安全、同僚の安全、そして自分自身も安全に注意を払わなければならない。
シビアなタービュランスの注意は、事前のキャプテンから通達される。 もしくはインターフォンなので
クルー全員に伝えられる。
この場合は、心の準備ができるので、まだマシ。
時折、周辺に雲の無い晴天状態の大気中で発生する場合もある。
こいつは、準備も何もないので、突然襲ってきたりする。
シンガポールージャカルタ間を往復するフライトがあるのだが、
このあたり周辺は、いつも積乱雲がドンと居座っていたり、雨季には強いスコールに見舞われる
熱帯モンスーン気候で、大気が不安定なときが多い。
1時間30分ほどのフライトではあるが、ホットミールや飲み物を提供するクルーにとっては、
この自然の啓示は、なかなかチャレンジングざます。
時にはまったくサービスをすることができないフライトもあったりして。。。
その場合、ジャカルタのクランドが、空港でのフリーミールバウチャーを
発券するなどして、対応していたわね。
一度、スムーズな飛行中に、いきなり機体が2メートルぐらい下降したことがありました。
しかも、これまたドリンクのサービス中。
わずか2~3秒の出来事だったと思いますが、きゅうごままは、体が浮き上がって、もう少しで機内の天井
にヒットするところでした。”羽がなくとも飛べる”とはあのことだったのね。
ドリンクカートはブレーキをかけてかったので、激しくバンスしてたけど、一緒に飛ぶことはありませんでした。
ただ、きゅごままは着地の際バランスを崩し、乗客のお座席に倒れこむようにツッコンでしまいました。
そのお座席の乗客は、インドネシアの男性の方で、ソンコックという帽子をかぶっていたのですが、
きゅうごままが、着地する際、あやまってジェントルマンの頭を”むずっ”とつかんだ瞬間帽子がすっとび、
かわりに、きれいにはげあがった頭部をわしづかみして、挙句は腹部にエルボードロップを
食らわすかたちで無事着地生還。
自然災害とはいえ、
腹部の痛みをこらえて、きゅうごままにの手形が赤く残るぴかぴかした頭部をさすりながら、
『あなた~大丈夫?』と優しい言葉をかけてくださったジェントルマンに
本当に感謝し、一方でタービュランスの怖さを思いしったフライトでしたわ。
大きな事故にならなくて良かったですが、
タービュランスは本当、怖いものです。
この仕事って、命がけだよね。