人間の身体はアミノ酸の集まり出来ています。
オートファジー(自食作用) とは、そのアミノ酸(たんぱく質)が古くなった(異常が起きた)際、
または細胞の栄養が乏しくなった際に、
自分の組織を分解してソレを栄養とする、要するに正常化を図るシステムのようです。
(飢餓時での反応だけでなく、例えばヒトなら生理現象として単なる空腹時でも、肝臓の細胞で起こっているよう。)
すなわちオートファジーは栄養の供給だけでなく、
異常なタンパク質の蓄積を抑える新陳代謝の役割もあるということですね。
この研究は、異常なタンパク質が細胞内に蓄積することが原因と考えられているアルツハイマー病やパーキンソン病といった神経異常疾患の解明・治療に役に立てるのではないかと言われています。
要するに、
スローフード、粗食、腹8分目の食事などなど…いろいろな言い方がありますが、
あまり食べない、=カロリー制限食が健康長寿を伸ばすだけでなく、
病気になった際の治療効果にも影響するのではないかとも思えますね。
例えば脳梗塞になった場合を考えると、
脳内の血液が虚脱することによる循環血流や酸素量の低下、すなわち脳組織内での好気的酸素代謝自体が弱まった場合に、グリア細胞を始めとした神経細胞に対してヒトはどのような生体反応を起こし、どういった代謝機序からエネルギーを産生・利用しうるのか・・・、
という点が神経再生とネットワークの再構築の最初のポイントかなぁと夢を描いたりします。
これが少しでも分かれば、
病気になった際に回復しやすい身体にしておくためには、普段からどういった食生活を中心とした生活習慣をしていればよいか(予防医学)、
さらには発病直後から、最良の回復のためにはどういった食生活(栄養素)と運動の刺激が必要か…(治療医学)。
そういったことが具体化出来るような気がします。
どなたか、そういった情報をお持ちの方…。ご提供ください!(._.)
その分野を、探究し始めよう!
As a Therapist on the clinical area.
Masa