2006-03-27 04:09:45

あー、もー。だからいったじゃん!

テーマ:ちょっと自信なし

またしても愚痴。


ほんとはねー、だんなにはっきりいってやりたいんだけど。彼を傷つけることが目的ではないので、こちらで愚痴らせてくださいませ。


こちら の記事で、だんなと息子の子離れ親離れが問題になっていることに触れた。


それで、それとまた、ほぼ同じことがこの週末に起きた。


ことは、だんなと息子の永遠の話題、


1) 部屋を片つける

2) 音楽をするときにメトロノームとつかう


の二つから起きた。


わたしははっきりいって、この二点に関しては


どーでもいい


と思っている。そりゃあ、家族で共有しているスペースであるところの、風呂場とか便所を汚く使われたらいやだ。でも、息子の部屋は息子の部屋であって、わたしには関係ない。


が、だんなは、それを放っておけない。


それで、今日も言い合いになった。


それもね、はっきりいってだんなが悪いと思う。彼が息子の部屋の掃除になぞ、手をかさなければいいのだ。それで、汚くなったら、自分できれいにするか、汚いまま住むか、どっちかで、それでいいじゃないかと思う。


わたしはそんなことには関心がない。関心を持って、干渉したってむだなことを知っているので、はじめから関心なんか持たない。


でも、だんなにはだんなのやり方があると思うので、ほうってあった。


「なんで床の上にものがあるの?」

「今使ってるから」

「でも、これからおとうが君の部屋に掃除機をかけてあげるんだから、床の上のものを拾いなさい」

↑この時点で問題があると思う。自分でさせればいいのだ。


息子はぶすーとして、床の上のものを拾い、その辺に適当に置く。


「なんで、そんなところにおくの?」

「あとでつかうから」

「鉛筆は鉛筆、おもちゃはおもちゃで別の棚に置けばいいでしょ?」

「知ってるよ!」

「知ってるんだったら、なんで、ここに鉛筆を置くの?」

「あとで直すよ!」

「じゃあ、今、はじめからおけばいいじゃない。簡単でしょ?」

「わかってるよ!」


・・・不毛すぎる。


と思っていたら、


「おとうに怒鳴り返すんじゃない!」


と、だんなが怒鳴りつけているではありませんか。


ますます不毛だ。


「どっかにいっちゃえ! 死んじゃえ!」


息子が怒鳴る。なんて、なんて、不毛なんだ。


結局、息子は自分の部屋にこもり、だんなはイライラをわたしにぶつけてくる。


「もう、部屋の方付けも、洗濯も、勉強も、音楽も、手伝ってあげない!」


そうしろ、とわたしはいいましたよ?


「だいたい、何度も、部屋を片つけろ、音楽のときにメトロノームを使えといっているのに、聞かないから・・・」


わたしも、あなたに何度も息子に過度の干渉をするなと言いましたよ?


しかし、わたしが言いたいことをいってもはじまらないので、


「そうするのがいいと思う。でも、それを息子に通告したかって、またけんかになるだけやから、なんも言わんとするのをやめるんやね」


「君はさ、信じられないくらい、彼に対して関心がないよね」

「ないよ」

ものすごく冷たい人間だね


いいですか、わたしは冷たくありません。この言葉に、わたしは今、ものすごく怒っています。わたしは自分の経験から、子供に過度の干渉をすることはよくない、子供に期待してはいけない、と思ったので、自分の思うところにしたがって育児をしてきただけです。そして、その事については、あなたに何度も話しましたね?


でも、ここで、それをいってもはじまらないので。


「うん。そう。すごいね、冷たいんだよ」


そう答えておきました。



**********************************

そして、冷たいわたしは、冷たく分析する。


だんなと息子を見ていて思うのは、


1) 子供というのはどんどん成長していって変っていく動物

2) 親というのは、なかなか変われない


ということ。


息子はどんどん成長していく。だんなは、はじめは彼のやり方でよかったかもしれない。でも、息子が変わっていくときに、だんなは自分のやり方をそれに合わせてかえることがなかなかできていない、ような気がする。


時間がたてば、成長をして、それとともに自分なりに変わっていける息子に対して、ある程度大人として自分の考えもやり方も出来上がっている親は不利な立場に立たされると思う。この年になって、子供とともに変わらないといけない、という、理不尽な立場に立たされると思う。


ことに、今まで彼の言うことをよく聞くいい子の息子だっただけに、彼は、いうことを聞かなくなってきた息子がなかなか受け入れられない。今までのやり方、それがうまくいっていればいっていただけ、それを今になって変えることはなかなか難しい。右ハンドルを左ハンドルに変えるようなものだ(若けりゃ、簡単に変えられると思うけどね)。この点については、だんなも合意。


もちろん、だんなが物事をする際にどうすれば成功するかよく知っているのは、わたしは知っている。だからこそ、彼の今いる地位があるわけ。だから、自分の息子にも自分がやってきたやり方を教えて、成功をさせれやりたいのは、わかる。


そして、今まで、小さかったときに、それを教えることの大事さもわかる。


でも、今、少しずつ、親離れを始めている彼に対して、何時までも自分のやり方をしろと要求するのはいかがなものか。息子が自分のやり方やしたいことを見つけ始めている今、第二次反抗期も始まっている今、ああしろ、こうしろと言っても、絶対にいうことなんか聞かないって。むだだって。


それどころか、自分が疲れて、精神衰弱するだけやん?


息子がどうするつもりかは知らない。でも、それでも大丈夫かもしれない。だめかもしれない。大丈夫ならそれでいいし、だめなら、そのうち取り返しがつくでしょう。


「それは、僕にもわかってる。だから、もう、部屋に掃除機もかけてあげないし、音楽も見てあげないし、洗濯もしてあげないし、いろんなことでがたがた言わない。父親は辞める」


じゃあ、そうしてください。


そう、冷たく言ってみる。



ほんとは、


あー、もー、だからいったやろ! 口出しすんなって! ほっとけって! お前がアホで、いうこときかへんさかい、細かいことで、がったがった、がったがった、言いまくるさかい、息子が切れるんやん!


この、どあほ!


って、思いっきりいいたい。


そんでね、だんなは、自分に向って、息子が、死んじゃえ、とか、どっかにいっちゃえ、とかいったことが信じられないというわけです。


そんなの、誰だって、頭にきて親に言うよねえ?


しかし、ひどいことを言われた、と、怒りで体を震わせているだんなに、誰でも言うよ、とかいうと、事態の悪化を招くのはわかっている。だから、


「まあ、そういってもかまへんと思うくらい、親似たいして自信あるんとちゃうの? 幸せで、ええやん」


とか言ってなだめてさー。


あー、つかれた!



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2006-03-17 05:53:38

妖精はいるのかな?

テーマ:まぬけな性教育

息子は、サンタクロースの存在を疑いつつも、なんとなく信じている。


いると証明できないこと


は、


いないことの証明にはならない


と気がついたらしい。


えらい。


それで、歯が抜けると、歯の妖精(ツゥース・フェアリィ)が来るかなー、どうかなー、と思っているようだ。が、先日、いきなり言った。


「もうさ、歯の妖精は歯を取りに来てくれないから、おとうかおかあがお金くれる?」


歯の妖精は子供の乳歯を取りに来て、代わりにお金を置いていく。


「辛抱強く、歯の妖精が来るの待ったらええやん」

「こないもん」

「そのうち来るって。最近な、妖精の世界もなかなか不況らしくてな、かなりの妖精が首になったらしいで」

「・・・」

「そやから、なかなか歯を取りにこれへんみたいやねん」

「・・・うそだもん」

「なんでやねん?」

「歯の妖精なんかいないのしってるもん」


お、ついに言ったな。


「あーあ。妖精がいいひんって言ったから、お前さんのとこに来る妖精は死んでしもたわ。もう来いひんわ」

「うそだもん」

「なんでわかるねん」

「この前歯が抜けたときに来たのはおとうだったもん」

「それが、妖精や」

「違うもん。妖精は小さいかわいい女の子だもん!」

「あ・・・お前・・・アホやな。妖精のほとんどはおとうみたいなおっさんや。」

「そんなのやだー」


息子が嫌がります。そして、だんなも

「そんなのやだー。妖精は、ティンカーベルみたいに、かわいい女の子で、きれいな羽があって、ミニスカートはいて・・・」


はい、ここで、教育的指導、入ります。


「君たちねえ。君たち、ディズニーとかに毒されすぎや」


いったい誰が妖精はかわいらしい女の子やっていったんや? それこそ、ほんまに妖精を見た人がおるんかいな?


だいたい、ああいうイメージは男の人が、


「妖精はかわいい女の子がええなあ、どへヘ・・・」


とかいいながら作ったもんや。そんで、女の子はみんな妖精みたいにかわいらしくしてて、男の子に媚売って・・・みたいなイメージを作るんや。それで、小学校やら幼稚園やらの芝居では、男の子が冒険する役をして、女の子はかわいらしい妖精の役をして・・・。


それで、それがそのまま、女の子はかわいらしいもの、ミニスカートはいて、みたいなイメージ作って、男の子は・・・って言う、思い込みを作るんや。


そんなんおかしいやん。


女の子はかわいくないとあかんのか? 妖精みたいにかわいくないと女の子やないんか?


なんで、三匹のヤギがらがらどんで一番大きいヤギは女の子やったらあかんの?


妖精におっさんがおってもええやん。


神様が年食ったじじいやなくてもええやん。


「じゃあ、おかあは、おとうみたいなおっさんの妖精が来たらうれしい?」

「・・・うーん・・・そやなあ・・・」


わたしは、妖精なんだったら、


やっぱり、色っぽい50歳くらいのハスキーボイスの大人の女の人が・・・(をい)。





***********************************


追記:

ちなみに、妖精がかわいい女の子で、天使がかわいい男の子、というのは19世紀くらいに定着をしたイメージのようです。それ以前のものを見ると、天使はけっこう大人のおっさんっぽい人がいたり、妖精もじいさんがいたりしますね。

 

もちろん、注意深くみていると、型にはまったイメージではない妖精や女の子も常に出てきます。


バベット・コールはわたしの好きな絵本作家です。彼女の絵本に出てくる女の子たちはちょっとずれていて、ユーモアがあってわたしは好きです。彼女の本の中で


Princess Smartypants


という本があります。これ、だいすき。女の子は結婚せんでも、怪物とかと楽しく生活できるねんって言う話。


そういえば、ディズニーのムーランも、そういう意味では冒険する女の子の話だったけど。結局は結婚して女の子に戻って幸せになるあたりが・・・うーん。やっぱり、結婚かよって思っちゃいます。


それと同じで池波正太郎の「剣客商売」に出てくる女の人(名前忘れた)も、かっこいいんだけど、結局は結婚するしねー。それで、女装に戻るし。


不思議なことに、女の子は美人でおしとやかでなくてもいい、という話は多いんだけど、なぜか、「そうでなくてもいい」ということの証明に、


幸せな結婚をしました。


という結論になるのは何ででしょうね。結婚だけが幸せのゴールかい?


そうそう、同じ、バベット・コールの本で


Hair in Funny Places


は、けっこうお気に入り。第二次性徴がはじまる直前の子供に読ませる性教育の本です。明るくて、前向きで。息子が10歳くらいのときに買い与えたんだけど、すごく真剣に読んでいて、しばらくいろんな友達が出入りをしてはみんなで読んでいました。

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2006-03-10 23:17:07

ぜんぜん自信なし・・・とほほ

テーマ:ちょっと自信なし

今日は、ちょっと、ぐちぐちとながいかも。しかも、自分を正当化しようとしてるしさ・・・。ほんとは、自分のしたことに自信がないんですね。たぶん、こうすべきだ、と、理論的に考えてみたんだけど。理論と実践はいつでもずれずれだしね。だから、ちょっと自分を正当化したい・・・。それで、もし、ご意見を聞かせていただけると、ほんとにうれしいです。


小さいころのしつけよりも、多様な対応が求められて、独立心を持たせなきゃいけない10代の子供のほうが扱いってずっとずっと難しい・・・。教師として接するのは面白かったけど。やっぱり、人の子だから、突き放して、冷静にみれたからかな。


しかも、ほんとに、放置主義の生みっぱなしで、子供に興味なし、な人だから。


ひとりで育ってくれよな、オイ。・・・なんて思います。




わたしは基本的には親が子供に押し付けることができるのは名前だけで、あとは期待しないことくらいしかできない、と思っていると以前に書いた。やる気がない子供に対して、勉強しろって言っても、あれしろって言っても、無理だろう・・・と思っている。


本人がやる気がないとね。


それで、そのやる気を育てるのは親の責任かもしれないけど。


そうすることで、過干渉になったり、実際にはやる気を育てるんじゃなくて、やらせていることがほとんどになるんじゃないか・・・と思っている。


小さいころは、いいかもしれない。


でも、息子はいま、12歳。


難しいところだ。


何よりも。


やる気を育てる、といいつつ、実は、自分に都合のいい「よい子」になれと言っている場合が多いような気もして。


わたしは、自分の経験から、もし、本気で学ぶ気があるんだったら、英語でも23歳から学んでも遅くないことをしっている。大学に入りなおすことだって可能なことをしっている。


取り返しのつかないこと、というのはないような気がする。もちろん、取り返すために時間がものすごくかかることもあるだろうけど。麻薬中毒とかね。それとか、冤罪の犠牲になるとかね。


だから、息子をほうってあるんだけど。


実は、息子はいま、初めてのどん底を経験している。いままでは、たいていなんでもうまくいってたし、うまくいきそうにないと、周囲(ことに父親)が出てきて、助けてくれていた。宿題ができないときでも、ピアノがうまくできないときでも。


が、そうそう、いつまでも親が責任を取り続けることはできない。


ガールフレンドにはふられる。

ピアノではバッハのプレリュードがまったくできない。

フルートは音楽コンクールの予選で落ちる。


どん底である。


だんなは、かわいそうだから、と言って、一生懸命に慰めたり、ピアノを教えたりしている。それに対して、息子は反発するばかり。それに反するやり方を押し付けてくる父親に反抗することで、自分のやり方に正当性が出てくるといわんばかり。


基本的には、わたしはわたしの息子との付き合い方があるし、だんなにはだんなのやり方があると思う。でも、やっぱり。


このままでは、息子は自分で何をしたいのか分からないままなんじゃないか、と思った。だから、だんなに息子をほうっておくように、と通告した。


「でも、このままだと、ピアノもフルートもできなくなるよ?」

「そんなんかまへんやん。できひんようになったかって。それでもしたいんやったら、自分でなんとかするやろ」

「でも、ちゃんとできないじゃん」

「悪いけど、今かって、ちゃんとできてへんやん?」

「・・・」

「自分で何がしたいのか、どうしたらええのか、きちんと考えさせてあげなあかんと思うよ。うまいこといかへんかったら、かわいそうやけど、しゃあないやん。それで泣いたかって、しょうがないやん」


という会話のあと、息子にだんなが言った。


「おかあが、おとうはもう、君にいろいろ口出しするなって言うから、もう、何も言わないから、自分でしなさい」


・・・あ、きさまー。人のせいにしやがったなー。


と、思ったんだけど、たぶんね、だんなにとっても、この子離れはきついかもしれん。わたしのように、生みっぱなしで、子供に興味なし!な人に比べたら。赤ちゃんのときから、ずっとずっと大事に大事に腕の中に抱えるようにして育ててたんだもんね。


真面目な話、わたしは息子をほとんど抱いたことがない。それくらい、だんなは息子を愛して、息子もだんながだいすき。


まあ、だから、なかなかね、難しいよな。・・・と理解を示し、だんなには文句を言うのをやめておいた。


「あのな、自分で何がしたいのか、わかってへんかったら何にもできひんよ」

「うん・・・」

「そんでな、できひんのは自分のせいやろ。やり方かってわかってるはずや。そやけどそれをしてへんのも自分やん。自信を持つのはええよ。そやけど、練習とか勉強もセントできるって思うのと、きちんと練習やら勉強やらをしたら出来るようになるって思うのでは、違うやろ?」

「・・・」

「おとうが、せい、ゆうたからとか、もう、そういうのなし。自分でわかってるんやったら、自分でし。そんで、できひんのは自分のせいやって、きちんと認め」


・・・と、ここまできて、息子は、


「じゃあ、音楽なんかもうしない!」


と、叫ぶと、だだだだだ・・・と走って、自分の部屋にこもったのでした。そして、聞こえてくる泣き声。大泣きであります。だんなはとめる閑もなく、息子の部屋のまえに行き、扉をたたき、


「ここを開けなさい。大丈夫なの?」


・・・ほうっておけよー。泣かせろよー。自分で考えさせろよー。


「でも、音楽をやめさせるわけにはいかない」


かまへんやん、やめたかって。どっちにしても、一流の音楽家なんかにはなれへんやん。



まあね、だんなにもわかってると思うんですよね。自分でもいってたから。やり方がわかってるのに、それを自分が息子にさせようとするから、反発して、できずにいて。それで、自分ができないからじゃなくて、父親が押し付けてくるのがいけない、ってほかに責任を転嫁するほうがらくだから・・・反発するんだよねって。


わかっているなら、話は早い。


息子は自分で部屋から出てくるまで放っておこうと思う。


せいぜい、とってもいいにおいがする料理をたくさんして、腹をすかせて、おめおめと部屋から出てくるのを待とうと思う。




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2006-03-08 18:33:00

傷口に塩はもみこまないでください。

テーマ:近辺雑感

バレンタインでーのとき、わたしが留守をしていたせいかもしれない。


わたしが、バレンタインデーに家にいて、しっかりとサポートをしていれば、事態はこんなことにはならなかったかもしれない。


「いや、君がいたら、最悪を通り越してたね」

「おかあがいなかったから、立ち直れたんだよ」


・・・。


家族の信頼がうれしいなあ(怒)。



日本から帰ってきて、ちょっと息子の様子がおかしいことに気がつきました。なんとなく沈んでいる。ふむ。フルートで参加することになっている音楽祭が近くなっていて、それの練習がきついせいかな?


「バレンタインデーはどうやった?」


ときいても、


「うん・・・」


くらいしか、いわない息子。すると、だんなが袖を引く。


「ちょっとちょっと・・・」

「なんどすか?」

「なんかねー、様子がおかしいんだよねー。プールにも行かなくなっちゃったしー。バレンタインデーにも何にももらってなかったんだよねー」

「なになに?」

「それでさー、ほれ、例のイヤリング 、あげたの?って聞いても、曖昧な答えしか帰ってこなくってさー。それで、ジョーンは何にも言わなかったようなんだよね・・・」

「お礼もかい?」

「うーん・・・よくわかんないけど」

「最近の若いもんは、ものをもらうのが当たり前やと思ってて、礼もよう言われへんのやな。あかんなあ」

「うーん・・・そうなのかなあ」

「ちゃうかもしれんなあ・・・」

「かわいそうだよねぇ」

「ま、ええんちゃうか?」


とうような会話があった数日後。


息子の部屋の散らかり具合にだんなの堪忍袋の緒が切れました。こういうときには、わたしはこっそりと自分の部屋に避難をします。なぜなら


わたしの部屋も同じくらいに散らかっているので(汗)。


それで、遠くに二人の会話を聞いていると


「これ、なに。このイヤリング、これどうしたの?」

「・・・し、しらない」

「ジョーンにあげたんじゃないの?」

「あ・・・あげたよー。あげたー」

「じゃあ、なんで、イヤリングがあるの?」

「し・・・しらない。だ、誰かが、わ、忘れて・・・いった・・・ん・・・じゃ・・・」

「じゃあ、友達に電話して聞く?」


・・・だんなよー。


察してやれよー。


しょうがないので、


「ダンナ、ダンナ。ちょいと話がごさんす」


と、だんなのすそを引く。


論点を整理すると


1) このイヤリングは断じて盗んだものではなく、あの例のイヤリングに違いない。

2) それがあるということは、あげることができなかったに違いない。

3) あげられなかったことがいえないから、曖昧にごまかしていたに違いない。

4) ばれたら困るから、隠していたに違いない。


「それを見つけてな、なんでこれがあるねん、ってきかれても、答えられへんやん」

「で、でもー。隠してたし、ごまかしたし」

「だから、それは、いえへんからやん」

「むぅ・・・」

「そやのに、そんなに迫ったら、傷口に塩を塗り込んでるみたいもんやん」

「・・・」


翌朝。


朝ごはんが終わったときにさり気なーく聞いてみました。











































「なあ、

ジョーンには

ふられたんか?」

↑ぜんぜんさりげなくないって。思いっきりいきなり核心にせまっとるし。




息子は、照れたようにうなづいて、


「でも大丈夫。もう立ち直ったよ」


と、けなげに笑っておりました。


後ほど、だんなに報告すると、


「あー、なんてかわいそうなんだー。ふられちゃったのかー」

「まあ、そんなもんやって。本人は立ち直ったっていってるんやし、ええやん」

「冷たいねー、君はー。かわいそうだよ。うちの息子の何がいけないのかききたいー」


・・・冷たいってか?

傷口に塩を塗りこんどったんはお前ちゃうんか?


と、ちょっとキレかけたりしたわたしでした(笑)。お前もふったろかー、とか言って。


そして、だんな。


「ねえねえ、何があったか聞きたくない?」


・・・聞きたい。


が、今回は好奇心を黙らせました。やっぱりね、仁義ってものがあらぁ。


ま、とりあえず。失恋をして、大人への階段をまたひとつ、息子は登ったんだわ♪


失恋を乗り越えて、むすこよー、おおきくおなりー。


そして、息子の初恋を応援してくださっていた皆様、ありがとうございました。

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2006-03-07 05:27:58

語るに落ちるとはこのことか

テーマ:近辺雑感

放置に放置が進んでいます。申し訳ありませぬ。でも、これからも、ぼちぼち更新していきたいと思いますので、見捨てないでくださいませ。


さて、うちのバカ息子はピアノとフルートをしています。わたしは、まあ、適当でいいんじゃないの?って感じなんですが(万事適当御気楽小人閑居中です)、だんなは違う。


奴は、真面目だ。


だから、息子のピアノとフルートにも真剣に取り組んでいます。本人よりもかなり真剣(笑)。まあ、それもね、いいんじゃないかと思っています。


わたしは、親が子供に押し付けるのは名前だけで、あとはあんまり期待しないことが親が子供にしてやれることかな、と思っています(・・・要するに、放置主義。笑)。


だんなは、反対。できると信じてあげて、それを最大限に引き出したいと考えています。最大限に能力を発揮するための協力は惜しみません。


すごい、えらいと思う。


でも、わたしのやり方じゃない(と、えらそうに言ってみる・笑)。


そして、だんなが現在、息子に何とかさせようとしていることが、ピアノやフルートのときの指の形です。


楽器を演奏するとき、基本的に指は丸く曲がっています。そのほうが力が入りやすいし、正確に動かしやすい(少なくとも、フルートとピアノとハープはそうだな。自分の経験からみると)。


しかし、息子は指を伸ばしています。それを丸くさせようと、だんなは過去5年ほど努力を続けています。なんて根気のある人でしょう。


そして、ある夜。


子供向けの科学番組を見たあとで、息子が


「マッチ棒を一本ちょうだい」


といってきた。


「お前、放火でもする気か」

「そんなことしないよー。実験したいの」

「放火のか?」

「・・・おかあ・・・」


この段階で息子はわたしを無視します。親って切ないよね(って、悪いのはわたしか・笑)。


父親からマッチ棒をもらって、人差し指と薬指を下にして、中指を上にして、その3本でマッチ棒を挟み込むようにして持ちます。


「折れないんだよねー、マッチ棒が」


やってみると、たしかに折れない。


「そやけど、こうやったら折れるでぇ」


と、わたしがやって見せると、


「あー、だめー。指を曲げちゃだめー」


指はまっすぐ伸ばさないといけないらしい。それで、指を伸ばしてしてみると、たしかに折れにくい(わたしは折れなかった)。でも、指を曲げると、簡単にマッチ棒を折ることができる。


「指を曲げるとさ、簡単に力が入るし、動かしたい方向に簡単に動かせるでしょー。まっすぐなままで折れるかどうかが大事な実験なの」


と、息子。


それを聞いていただんな、


「ね、だから、ピアノでもフルートでも指を曲げないとだめなんだよ」

「さ、実験終了」


息子は、だんなを無視して自分の部屋へと引き上げました。


ま、そんなもんよね。

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