白い鹿、という名前のガストロノミーパブに行ってまいりました。
当然英語の名前がついております。オリジナルの名前は、
「White Hart (ホワイト・ハート=白い雄鹿)」
と言います。
このホワイト・ハートという名前は、英国のパブではよく使われている名前ですね。
あとは、「スワン」だとか「トラウト」や王様の名前を冠したパブもよくあります。
以前のブログに「スワン」という名前のパブの美しい外観を載せました。その「スワン」のある場所では、コッツウォルズの中でも観光客が訪れない美しい村で私のお気に入りの場所です。ご覧になりたい方は、こちら ↓からどうぞ。
さて、今日のガストロノミー・パブ「ホワイト・ハート」ですが、こちらは現在ミシュラン候補に上がっているパブのひとつです。
「え、ミシュラン?パブで?」
と思われたからは、その事情を下のリンクからお読み下さいね。今は、パブもミシュランが格付けする時代なんですよ。
お料理だけではありません、最近のパブは内装も素敵です。こちらのパブは、なんと15世紀に建てられた建物を利用しています。
でも、もちろん今は内装がすっかり変えられているので清潔でお洒落なつくりになっています。よく見ると壁などは古い時のまま、残されていますね。
英国人は超モダンなものより、古いものが好きなことをこのパブのオーナーさんは知っています。古い部分を残しつつモダンなインテリアの融合もなかなかいいと思いませんか?
手前が、私たちが今回案内された席です。こんなテーブルはお好みが分かれると思います。このテーブルの上に置いてあるのは、スパークリング・ウォーターと白ワイン(ピノ・グリッジオ)です。こちらの乾燥した気候 には、スパークリング・ウォーターがよく合いますね。
それでは早速お料理を紹介してまいりましょう。
こちらは、前菜のフォアグラのソテーとスモークしたチキンのテリーヌ、オレンジ・マーマレード添え。
こちらは、私が注文した手長海老のグリル。ガーリック・トーストとホースラディッシュのソースがついていました。
そして、貝柱のベーコンまき、クレソンのソースと。フライド・サツマイモが添えられています。
英国を旅行された方のブログを読んでいましたら、
「食事の量が多すぎて食べられなかった」
ということをお書きになった旨を時々お見かけいたします。ここで、ひとつご提案したいと思います。
英国のコースディナーを注文すると、たいていの日本人にとっては多すぎますので、今回、または前回 私たちが注文いたしましたように、「前菜」だけを何品か注文するということができますので、ぜひそうしてみてください。
来たお料理をテーブルについた全員でシェアすることもできますし、またはメインディッシュが多すぎると思われるときは、一人で前菜だけを2品注文したりすることもあります。そして、時には半分のサイズの「ハーフ・ポーション」でお願いすることもあります。
ここは寛容な国、英国です。ほとんどの注文は聞いてもらうことができますので、いろいろとリクエストしてみてくださいね。
ちなみに英国では前菜のことを 「Starter(スターター)」と言います。もし、アメリカ英語で「appetizer(アペタイザー)」というと、断られるかもしれませんのでご注意を(笑)。
すべてに寛容な英国ですが、アメリカに対してはちょっとライバル意識が見え隠れしておりますので‥‥。
夫だけがメインディッシュを注文。こちらは、「ベニソン(鹿肉)」です。お店の方に尋ねると、このベニソンは天然モノだということでした。
息子は、子供がいつも大好きな「フライド・ポテト」をサイド・オーダーでお願いしました。このフライド・ポテト、英国では
「チップス」
と言います。「フィッシュ&チップス」のチップスですね。これも米語の「フレンチ・フライ」などとは、間違ってもオーダーなさいませんように。お店の方の貴方さまに対する態度が変るかもしれませんので‥‥。
そして、デザートは、クリーム・ブリュレです。これは、フランス語ですが、フランス語は一応大丈夫です。お隣の国ですので、仲がよいふりをしておりますので。
こちらは、ブレッド・プディング。バニラ・ビーンズが入ったカスタード・クリームが別添えでついてきます。
そのカスタード・クリームを「とろーっ」とかけて、あつあつのプディングを召し上がれ。
いまや林望氏の「イギリスはおいしい」を越えて、「英国は本当においしい」のです。その証拠記事は下のリンクからどうぞ。
マーロウという街
(景色もきれいですよ。)
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礼文島産・生ボタン海老
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