コッツウォルズの「とある村」について、4日前から書いてきておりますがそのとある村とはイーストリーチという場所だということが、先日わかりました。
そのイーストリーチの周辺にもとてもユニークなものがあります。
これなんですが、車で走っていると
「あれ、なに?」
と思わず目がそちらに行ってしまいました。
ずーっと横の方に視線をずらせていくとこんな光景がありました。
なんとここは豚さんたちのおうちだったのです。
かわいい小さなピンクの子豚ちゃんたちが、ちょこちょこお母さんと一緒に走っていました。
これもコッツウォルズの中でも人里はなれた場所だからこそできることです。すごーく広い場所で皆さんハッピーそうに暮らしていらっしゃいました。
「わー、すごーい」
なんていいながらまた車を走らせているとこんな看板が‥‥。
SLOW 4 BIRDS
= 「Slow for Birds」
つまり
「鳥のためにゆっくり走ってください」
ということですよね。
「かわいい~」
といいながら進んでいくと‥‥
いました、いました、
なんとキジのファミリーご一行様と出会いました。
これで看板にも納得。
それにしても何箇所にもこうやって手作りの看板を立てるなんて、なんて素敵なことをするのでしょう。
素敵なこと、といえばこんなかわいらしいお庭もありました。
先日よりご紹介しております、イーストリーチの川のすぐお隣にあるお庭です。誰が見るわけでもないのに整然とお野菜が植えられているのが印象的でした。
その野菜畑のむこうの方に見えているのが、鶏ちゃん たちのお家です。
近くで見るとこんな感じ。
鶏のために、ちゃんーとスロープまで着いている手作りっぽい小屋にオーナーの愛情とこだわりが感じられました。
上の野菜畑の反対隣には子供用の遊び場所も‥‥。
まるで秘密の隠れ家みたいで、わくわくするような空間。
こんなところで遊んだお子さんの記憶にはいつまでもこの風景が残るんでしょうね。
それにしても誰の目にもとまらないこんなところでも、妥協を許さない畑や鶏小屋、それに子供の遊び場所をつくった方はどんな方なんでしょう。
こんなところに英国人のこだわりを感じてしまいます。
また近所には素敵なワイルド・フラワーも咲いていました。
そして次はこれ。
何の実かおわかりになりますか?
私のブログにしつこいくらい(笑)出てくるこのお花、
エルダーフラワーの実です。
誰にもとられることなく秋を迎えて熟しきっています。
エルダーフラワーは英国のカントリー・サイドならばどこにでもある、と言ってもいい木(フラワーと名はついてますが3mほどの木に花が咲きます)なので、すべての実がとりつくされることはありません。
初夏にはこの花をとって、エルダーフラワー・コーディアル(ジュース)を作るというお話を8月15日のブログ に書きました。
エルダーフラワー・コーディアルの作り方も書いてありますので、よろしければご一読下さいね。こちら
からどうぞ。
近所に花は咲いてないし、花を手に入れるのはむずかしい、とおっしゃる方は日本でも英国とまったく同じエルダーフラワー・コーディアルを手に入れることができます。
典型的な英国のロマンティックなお花のドリンク、
ぜひ一度お試し下さいね。
エルダーフラワー・コーディアル
さて明日は、この近所のまたちがう村のことをお伝えしようと思います。
その小さな村にもとても素敵な風景がありました。ぜひ明日もお立ち寄り下さいね。