昨日の
で、普通ではないチャリティ・オークションの話題をお届けいたしましたが、今日は英国に昔から根付いているチャリティについてお話したいと思います。
実はこれまでにも
「グローヴナー・ハウス・ホテル アンティークフェア」(6月30日)
でも英国のチャリティについてふれております。
当日のこの写真付近でチャリティについて
書いております、よろしければ見てくださいね。
英国で生活していると、大きなイベントだけではなくチャリティが実に身近なものだということがわかってまいります。
たとえば、いちばんよく見かけるものに「チャリティ・ショップ」というものがあります。
このチャリティ・ショップとは一見リサイクル・ショップと同じようなお店なんですね。大きな違いは、お店で働いている人はすべてボランティアでまかなわれていること、そしてお店に置いている商品はすべて寄付されたものであるということです。
英国には20万件以上のチャリティ団体が存在するようですが、いちばん有名な団体はオックスファム(OXFAM) という団体で、英国各地でチャリティ・ショップを運営しています。
オックスファム(OXFAM) は世界で貧困に苦しむ人たちを助けるというのが団体の趣旨ですが、オックスファム(OXFAM) 以外にも、病気の子供のための団体、障害を持つ人を助ける団体、がん患者や心臓病患者を応援する団体などなどあげるときりがありません。
チャリティ・ショップは自宅にある未使用・または新品同様の子供服や、いただきものの食器などで使っていないもの、使わなくなった子供のおもちゃや見終ったDVDなどが寄付されるのですが、それを破格値で販売していてとてもいいシステムだと思うのですが、まだ日本にはないのでしょうか。
捨てるに捨てられないようなものを引き取っていただけるので非常にうれしい反面、英国には留学生などがたくさんいらっしゃいますので、そういった学生さん方にとって数年の滞在のためにわざわざ新品をそろえる必要がないような場合などには利用価値大ですよね。
また、私のようなアンティーク好きな人間にとっても「掘り出し物」が格安で見つかることもあるので楽しい場所になっています。
テレビでは時々、チャリティ・ショップで何百万円もするようなものをほんの数百円で手に入れた、などの話題がされることもあります。
残念ながら私はそこまでのものには出会ったことはありませんが、私の夫は「アルマーニ」のジャケットを1,000円ほどで手に入れました。
チャリティ・ショップのいいところはそればかりではありません。
働いている方もボランティアとはいえ、いいことがあるのです。ボランティアの方は仕事を一線から退かれた方が多いのですが、そんな孤独になってしまいがちな方々が人々と触れ合うことのできる場所になっています。
また、語学留学やワーキング・ホリデーなどでいらっしゃった方にとっては、生きた英語のレッスンの場所になりますし、英国人と接するよい機会になります(語学留学などでこちらに来ても英国人と知り合う機会が案外少ないとお悩みの方が多いようです)。
そんなこんないいことずくめのチャリティ・ショップが日本をはじめ、世界中にもっと広がってほしいものだと思っています。
チャリティにつきましてはまだ書ききれませんので、明日に続きを書いていきたいと思います。
いいたします!
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イギリスにはないイギリスパン
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