2013/04/02、国東市教育委員会・山本泰光教育長さんのところへ、岡嵜冬弥くんと膳所千香さんの二人が表敬訪問(関連記事)をしました。
第2回別府市小学生将棋名人戦(関連記事)の結果(無差別優勝と県小学生女王)を報告するためです。
 
入学式はまだですが、4月1日から二人は中学生です。
ピカピカの制服で、訪問しました。
 
アスト国東3階の教育長室…。
なんと、教育長さんのご配慮で、市の広報課の方と、大分合同新聞社の方が取材に来てくれていました。

そのせいもあってか、最初は二人とも緊張気味でした。
別室で、写真撮影。
その後、教育長から自筆色紙のプレゼント。
これは、僕から、無理を言ってお願いしたところ、快く引き受けていただいた記念の色紙です。
イラストと、一言、そして「一歩千金」と書いてありました。
本当に、ありがとうございました。

山本教育長1

とてもにこやかな山本教育長のお陰で、場が和み、だんだん、笑顔も出てきます。
 
どうやって練習しているの?
今後の目標は?
などの 質問。

二人は、立派に答えていきます。
やはり、将棋で養った礼儀、そして、精神力でしょう。

その後、いよいよ、教育長さんVS子ども代表の特別対局です。
取材の方、そして、職員の方も見守る中での対局。
岡嵜くんが対戦相手、膳所さんは教育長のアドバイス係です。


振り駒は、教育長。
全部裏が出て、お喜びでしたが、実は、後手になると知り、ちょっとがっくり。
さっそく、僕に「後手は不利なの?」とお尋ねになりました。
僕は、正直に「岡嵜くんが相手ですから、不利とか有利とか、それ以前の問題だと思います。」と答えました。
すると、「よしっ!いくぞ」と、かえって、ハッスルの教育長さん。
 
岡嵜くんの初手▲8四歩に、時間をかけて、△9六歩。
「おおっ」と歓声があがりました。

そして△9七角。
膳所さんに、「これでいいの?」と聞きます。
「はい」と、うなずく膳所さん。
「むふふ」と満足そうな教育長さん。
きっと△5三角成を、ひそかに期待しているのでしょう。

しかし、当然のように、受ける岡嵜くん。

がっくり、教育長。

その後・・。
飛車を取られたことをきっかけに、教育長さんにとって、どんどん、戦局は悪化。
「一回は、王手をかけたいなあ」とつぶやきます。

つぶやきもむなしく、王手どころか、一枚の駒も成れぬまま、最後は、詰め切られてしまいました。

しかし、「とても楽しかった。」
と言ってくださいました。
将棋は、やはり、人と人をつなぐ架け橋になれるのですね。
 
最後に、これからのこと(GC戦や天童戦)について、励ましを受け、訪問は終わりました。

予定を大幅に上回る時間を費やしてくださった、教育長さん、ならびに、職員の皆さん。
そして、取材をしてくださった方々、本当に、ありがとうございました。

その様子は5月号の国東市報、そして、大分合同新聞に掲載される予定です。

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