これからの２世帯の住まい方は・・・・・
昨今の「親子同居スタイル・多様化の実態 」を反映し、
新たな『二世帯の住まい方提案』を提案します。
「新しい二世帯住宅」の提案ポイントは、
夕食が「別々」か「一緒」かによって同居スタイルの違いが見えてくるという考え方。
夕食の取り方が同居スタイル全体とどのくらい関係があるのか・・・・・・
■夕食で決まる同居スタイル■
ある調査結果によると、
夕食が別々になると、生活全般も別々にする傾向があるそうです。
夕食が別々のとき、朝食の時間や場所が別々の場合が99％、
洗濯が別々の場合が94％を占め、データーより
お互いの生活全般が独立している様子が考えられます。
同居生活の志向では「基本的に別々」な方が83%を占め、
満足度を建物分離度（両世帯のスペースの独立性による分類）
別に見てみると、共用部分が少なく独立性が高い建物の満足度が高い、
という結果となっています。
では夕食が一緒だと、逆に生活全般が一緒になるのでしょうか。
調査では夕食が一緒でも、朝食は別々の場所や時間という方が65％。
また、洗濯についても別々という方が31％と、夕食が一緒でも、
ある程度自立した生活を望む方が少なからずあるそうです。
同居生活の志向では「基本的に一緒」という意識が76%を占めるものの、
その内訳は「基本的に一緒だが、時々別々の時間を持つ」が53%なのに対し、
「すべての面で一緒」は23%と少なく、
世帯ごとの自立性を求める傾向が多いという結果があるそうです。
また満足度ではキッチン一つのものに比べ、サブキッチンを持つ融合二世帯の評価が高く、
共用部分に加えて世帯ごとの専用部分を持つものが好まれているみたいです。
次回は「夕食による同居スタイルの違いを考える・・・？」
厳しい経済状況の中
節約という意味も込めると
新しいこれからの２世帯住宅の考え方が
必要な時代になってきたのではと思います