多くの時間、たくさんのお金を使っても、身に付かない学習法 | 英語の学習法は英研英語教室

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今月入会した生徒は、中学校1年生と小学校5年生の兄弟です。


とても教育熱心なご家庭で、お母さまは学生時代に英検2級を取られたそうです。私立中学に通う長男にご自分で英語を教えていらっしゃいましたが、限界を感じて英研のお試し学習を申し込んで下さいました。私立のT学院高校は、地元では優秀な進学校です。その付属中学なので、授業が進むのも早く、定期テストのほかに「100問文章題テスト」や各単元のテストなど、こなさないといけない課題がたくさんあります。




ですが、英研のレベル判定の結果、Eb7番 (中1全課程350番中の) からのスタートでした。テスト対策学習の中で、教科書を音読させてみると、stayedが読めません。「日曜日に」のon Sunday も訳せません。英文を音読し、正確に和訳し理解した後で、文章丸ごと書いて記憶するという英研が鉄則とする基本が出来ていないまま、単語やうろ覚えの文章が詰め込まれていた状態でした。現在は焦らずに教材を進めています。




弟は小学校入学後から、Q教室に通い、英語を学習してきました。英検5級を取り、英検4級にも挑戦したそうです(結果は不合格でした)。Q教室の学習は一人でプリントを仕上げ、採点してもらってから間違えた所は もう一度挑戦し、全て正解にしてから次のプリントに進みます。一見、英研の学習に似ていますが、教材を見せて頂いてその違いがわかりました。プリントには文法項目の説明が書かれてあり、それに基づいて問題が出されています。穴埋めの後、示された単語を組み合わせて英文を作成します。採点者と呼ばれる方は、決して説明をしないそうです。ですが、間違えると怒られて、1度に2時間から3時間かかることもあったそうです。内容を理解できなくても、そのプリントで正解に至る仕組みを理解すれば、何となく文章が出来てしまう問題なので、分からなくても正解を作り出すことが出来ます。沢山出された宿題を見せてもらうと、beforeや after で節(独立した文章)を繋ぐ動名詞の文章でした。英研ではHb 教材(中2後半)です。お母様は、「息子が理解しているとは思えない」とおっしゃって、お兄さんと一緒にお試し学習を申し込んで下さいました。レベルを見てみると、アルファベットの小文字が完全に書けていない状態でした。不完全な習熟のために、アルファベットをピックアップしてA教材(アルファベット)から学習を始め、B教材(単語)、C教材(やさしい文章)と進めています。

こんな簡単な初歩的な教材ではつまらないかしらと思いましたが、本人は楽しそうに学習しています。そして、これまでの生徒と同じように間違えています。多くの時間と沢山のお金をつぎ込んでも身に付かない学習法が案外あるものだと感じました。


本部からひとこと


よその英語学習(法)を揶揄(やゆ)する気は毛頭ありませんが、掲載レポートは、決して例外とは思えない学習成果の実例です。英研への入会に際しての「レベル判定テスト」は、図らずも地元で信頼の厚いT附属中学での1年間の学習成果の実情を証明しています。弟さんに関する報告では、Q教室での学習成果と同時に、世間での認知度が高い英検5級の実情を伝えています。信じて頑張る生徒達の報われない努力に対する同情とともに、従来の学習の継続では、2人の英語力が伸びる可能性が甚だ困難であることを知る英研としては、世間の不毛な英語学習に対する懸念が高まります。英研への入会が決まれば、彼らの今後の進捗状況を報告させていただけることでしょう。