クラブライセンスの件!!  | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

クラブライセンスの件!! 

■Jリーグ、全クラブにライセンス交付 北九州など来季J1参戦不可能に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120928-00000584-san-socc

現在、J1昇格プレーオフ圏の6位入りをかけて戦っているギラヴァンツ北九州。
しかし、今年からJリーグが実施する「クラブライセンス制度」適用のため、来季のJ1昇格が不可能となりました。
29日、Jリーグ側がJ1に所属するためのライセンスをギラヴァンツが満たしていないと発表したためです。

具体的.にはスタジアムの収容人員が基準に達していません。
J2ライセンスは交付されたため、J2には引き続き所属できます。

----------------------------------
まず、慮るべきは選手の立場でしょう。
短い現役生活の中、少しでも高いステージでプレーして、自分の価値を高めなくてはならない。
1年たりとも無駄に出来ない中、自分たちの結果以外のところで「昇格できない」という現実にぶつかる気持ちは本当に慮るべきところです。

いっぽう、観る側の自分たちはずっとここにいます。
個人的には、この結果をドライに受け入れるべきだと考えています。

もちろん、いつの日かJ1で戦う姿を見たい。
でも一番危険なことは"J1ありき"という状況をつくってしまうことです。

「J1に上がれば、観客動員はなんとかなる」と考えるのは大きな間違いだ。
今、J1で人気のあるクラブは、J2でも人気のあったクラブです。
仙台、新潟がそうでしょう。上がれば人気が出る、と考えるべきじゃない。
北九州というクラブには、今の場所でやるべきことがたくさんあります。

仮に今のままでJ1に上がって、無理な補強して、1年で再びJ2に降格してしまったら。
この点も本当に恐ろしいことです。
全力で戦ったとしても、結果的に惨敗して降格してしまうことを想定すると、恐ろしい。

財政的に苦しくなった上に、北九州市の大多数の無関心層はどう思うでしょう? 
「いい挑戦だった」と見るか? 「やっぱりダメなんだ」と思われるでしょう。
2010年のように。時に「ホークス目線」で。すると本当に危機的な状況が訪れる。

北九州というクラブは、今年もしくは来年がJリーグという舞台での本当のスタートだと思う。
2010年、あの苦しい結果があった。
でも、九州リーグからJ2への昇格を引っ張ってくれた与那城ジョージ監督に対し、強い姿勢には出られなかった。本当に好きな監督だったので。
クラブとの距離感も自分自身アマチュアの関係だったと思うし。
2011年、三浦泰年監督ににも文句の言い様がなかった。一転、あれだけ勝ってくれたので。
今シーズン(まだ振り返るときじゃないけど)、6月の福岡ダービー(アウェイ)にあっさり負けて、
はじめてチームに本当の怒りを感じたくらいですから。個人的には。ようやく最近、少しずつ「勝った負けた」を正常な感覚で見られるようになってきたというか。

自分たちの強みは、九州リーグの記憶がしっかり残っていることだと思います。
下のカテゴリーにいることが怖くもなんともない。

「こないだまで、九州リーグやったやん」と。
何リーグだろうが、チームが最高だと思いますもん。
自分たちのおる場所を最高にしたらいいやん、と思っています。
時間をかけて、大きくしていきたいもんです。
もちろん今の監督がいる時期も限られているので、悠長なことは言ってられませんが