子供に癒され、決勝戦 | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

子供に癒され、決勝戦

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決勝戦をどうやって観るか、ひとつ決めていたことがあった。
最後だし、チーム内でお世話になった人に家にお邪魔して、一緒に観戦しようと企んだ。
何人かに声をかけたら、3軍監督のアンドレアスがちょうど都合がいいと言う。
クラブハウスから自転車で20分くらいのアパートで奥さんとチームの少年部門でプレーする2人の息子と一緒に観戦した。
のんびり観れればいいな、と思っていた決勝戦。
いざ観はじめると、ちょっと腹が立ってしまった。
ジダンの退場は最悪、PKで決着がつくのも最悪、結果も最悪。
ここまで、楽しい大会だったのに最後の最後でケチがついちゃった。
アンドレアスはジダンの退場後すっかり黙り込み、決着がつくとさらに口数が少なくなった。
準決勝で負けたイタリアにイヤな思いがあるんだろう。
優勝回数もドイツの3回を追い越され、イタリアは4回になった。
まぁ、そんななかでも個人的に満足できることはあった。
ドイツに来て10ヶ月、言葉をまったく知らない状態から、最後になんとかドイツ人宅を訪問できた。
それで、ワーキャー言って一緒に過ごせたんだから、進歩はあったってことだ。
ドイツを発つ日を17日に決めた。
そこまでに部屋の片付け、もろもろの手続き、小旅行、あいさつ回りをしていきます。
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アンドレアスの息子ふたり(クリスチャン、シュテファン)に日本代表のシャツをプレゼントした
韓国の東大門市場で買ったバッタモンだとは説明しなかったけど・・・
彼ら2人には、この海外組生活を通じてなんども癒されてきた。
今日だって、かわらしい質問でこっちをなごませてくれた。
「好きな色は何?」
「好きな動物は何?」
「コリアはヤーパン(日本)のどこにあるの?」
・・・・・・。