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米個人消費のスローペースが示唆するもの

先週は連銀総裁たちの口先介入が入っていたが、米商務省が28日発表した2月個人消費支出は、それらタカ派総裁たちの期待を大きく裏切る結果となった。


今週は、徐々に満開へと向かう日本の桜と29日のイエレン講演含む米マクロの数々を重ねるように見ていたが、出だしから大きく崩れた事になる。


週末の雇用情勢の金融政策に与える影響力はこの結果によって大きく減退した。あまり意味のないものになった。FRB高官にとっては引きずる結果になった、と推考する。


今回発表された2月分ではなく特に前月、1月分。 いや、これは自分もちょっとおかしいんじゃないかと思っていたんだけど、やはりというべきか何らかの一過性的要素が含まれていたように思える。いろいろ見た(つもり)が、そこのところは明白でない。


どちらにせよ長期金利や原油相場は実直に表すので下落している。長期金利に関し「近くて遠い2%」、としていたが 未だ変わらず、としておこう。


明日のイエレン講演の内容はどの時点までを汲んだものなのか分からないが、追加利上げ時期不明、という実質的基調はこれで継続だろう。


今週全てが終わり、波があったとしても、ちょっと時間が経てば結果的にはそうなるはずだ。