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September 21, 2016 21:35:12

日銀のイールドカーブ目標について雑感

テーマ:日本銀行

日銀は結局、マネタリーベース目標を撤回してイールドカーブ目標に切り替えた、という事になった模様。

 

日銀は中立的な均衡イールドカーブというものを算出し、それ(均衡イールドカーブ)と相関させるような緩和的イールドカーブの形状を築く事に努める?という。カーブの形状をコントロール、 、困難なこの政策は量というよりアナウンス効果が問われる事になるだろう。

 

前々回の記事(9月FOMC・日銀会合前夜)では、イールドカーブ調整というところで、買い入れ額について下限を設ければ、テーパリングと見做されるため、それはないだろう、とお伝えしたが、結局のところ買入額は増減するという事なのでテーパリングと見る向きがいてもおかしくない。

 

想定通りマイナス金利幅の拡大はなかったが、民間銀行との関係修復も含めたこの措置、パフォーマンスは今現在のドル円レートを見て分かるように、為替市場にとっては「減額もアリ」という事で量という点で円高に振れている。もっといえば、マイナス金利は限界、という見る向きが増加したのも確かだろう。(総裁は否定しているが)  そして何より金利を引き下げるのではなく引き上げるのだから円高要因となるのは確実だ。日銀は、軸足を為替政策(実質上行ってきた円安政策)から一歩退いた事になる。

 

しかしいずれにせよ(為替市場・ドル相場については)米国の政策次第なので、今回の銀行収益を上昇させようとする政策は悪い事ではない。ただ、曖昧不透明な点が残り実際にどのような影響を与えるのか定かでない。カーブ形状をコントロール目標という事なので、ぜひこの離れ業に挑んで欲しい。またリポートします。

 

 

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September 21, 2016 00:17:17

9月FOMC・日銀会合前夜

テーマ:FOMC前夜

日銀会合については政策総括という事で、さまざまな憶測が流れているように見せ掛けて、(実質上)さまざまな選択肢がない事から誰もが同じ予想を立てている。

 

まぁ日銀政策は、為替市場に基調的影響を及ぼす事がないことから、あまり書く事もなかったわけです。今日は気まぐれかな。FOMCと重なり話題になっているので。

 

 

日銀政策会合について

 

イールドカーブのスティープニングを目指した技術調整、というところは鉄板だが、その選択肢はいくつかあって、(以下、①‐③)

 

① その1つでもある政策金利残高へのマイナス金利適用幅拡大、という事はないだろう。 

 

② 調整というところでの2つ目の手段、巷で噂されている長国債買入目標を、「固定的な金額ではなく、金利をトップターゲットにした柔軟な(買入量)レンジターゲットにする」、という事が云われているが、現在の目標額を下回る金額を下限にすれば、テーパリングと受け止められる恐れがある事から(黒田思考)、これもない、という事が考えられる。なぜなら彼(黒田総裁)は、「縮小という議論ではない」と言い続けてきたからだ。

 

③ 結果として、全体の買い入れ量に変化を生じさせず、デュレーションの変更を実施してくれば今までの発言と整合性がとれる事になる。簡素にいえば、バランスシートを拡大させない事を前提としたポートフォリオリバランス、日銀による国債アロケーションの比率変更、といったところになる。

 

結局のところ「自己肯定」が前提である日銀の総括が為替市場に与える影響は限定的かつ(仮に効果があったとしても)ごく一時的なもので、影響を与えそうな政策はすべて米国に足枷されているような状況。為替介入なり外債購入なり、すべて米国、ならびにG20からはご法度にされている。市場からは「ゼロ回答」、と受け止められても仕方のない結果となる可能性は残される。 それに加え、以下は中長期的に見た、日本政府による外交、政治上の為替政策の失敗になる。(④といえる)

 

 

「過ちの対ロ外交政策」を経て為替政策はタイト化

 

これはもう、安倍政権になってからずっとそうだが、

④ G20直前の9月2日に安倍首相がロシアに訪問しシンゾーウラジーミルといった緊密ぶりをアピールした事から、「為替介入という禁じ手」は一層顕著になった。

 

何かと口先介入を行ってくる前内閣官房参与の(為替の事がわかっていない)本田なんとか氏、同様に内閣官房参与の浜田氏がほのめかす外債購入にしても首相自身が日銀法に抵触する、といっている。

 

首相が明確に外債購入を否定したのは9月5日だがその直前(同日9月5日)に北朝鮮からノドン3発が奥尻島西方、排他的経済水域に発射・落下している。 シンゾーウラジーミルウラジオ会談は9月2日。北朝鮮のミサイル攻撃(といっていいだろう)を受け、日米安保の重要性を再確認したのが9月5日。 さらにいえば、ウラジーミル(プーチン)ロシアと中国の海軍が南シナ海で軍事演習を実施したのは、18日、という事になる。(ロシアに、日本に対する遠慮というものは全く存在しない.。だから言っていた)

 

当ブログでは日本とロシアの露骨な接近は為替政策において得策ではない、と警告していたが、上記諸々の出来事がすべてを物語っている。

 

サハリン2から政府が何を学んでいるのか分からないが、金融政策的にもっといってしまえば、日銀の外債購入は世間一般でいわれるような円安政策としての効果はごく一時的なものでしかない。現在においても外為特会のバランスシートでは米国債が多勢を占めているのが現状であり(TB・TN)、その償還された米ドルで再度米国債を買っているのが現状だ。

 

すなわち、今現在でも「外債購入」は行っており、それが新規の外債購入とはいえども、円安に関しどの程度の効果を及ぼすかといえば、ごく一時的なアナウンス効果のみにしかならない。 1日あたりの取引額が5兆ドルを超える外国為替市場において、しかも圧倒的な取引額を占める米ドル相場において、日銀が新規にドル資産を購入したとして何になるのか。(既知である一時的な為替介入と同じ、しかもそれもできなくなった安易な対ロシア外交戦略)

 

内政的にも限界を迎えている為替政策において(日銀)、外交上においても大きな失敗をしており(安倍政権)、これに気付いたのが9月5日のミサイル発射直後、という事になるだろう。

「山口訪問」を過大に評価する国内メディアを尻目に、ロシアは中国と南シナ海において平然と、軍事演習のみならず上陸演習を公開している。 上記リンクでも触れたが、日銀・日本政府、そして国内メディアはあまりにも安易するぎるのではないか。懸念していた通り、あまりにも浅はか過ぎる。

 

 

9月FOMC、ドットチャート下方修正について

 

FRBについては政策金利の据え置きのみならず、ドットチャートの一段下方シフトが想定される。市場は落胆する事だろう。(以下、ERCReportから部分抜粋)

 

 

ただ、「9月利上げ無し」は、ここにきてマーケットに織り込まれているのか否か、イマイチわからない状況。当ブログは世間の考えに疎い。 問題は、据え置き&「ドットチャート下方シフト」によって、米国の長期金利がどうなるのかが注視される。

 

据え置きを織り込んでいて、長期金利が下落、腰折れしないのであれば、今後の会合における利上げ議論は質を伴ったものとして継続される期待感が保てる。 織り込まれておらず、長期金利が折れてしまえば今後のFOMCは一層厄介なものになるだろう。 目の前の日米会合は帰するべきところに帰着する。「問題はこれ以降」になるのは明白だ。

 

 

 

 

 

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September 14, 2016 22:36:29

マイナス金利をゼロへ引き上げる、という有効な選択肢

テーマ:日本銀行

102円台後半の円安で日経先物が下がっている、という事は、超過準備の一部(政策金利残高)に適用しているマイナス金利幅を、拡大させるのではなく、逆に縮小させるという一手がある。株価を上昇させたいのであればそうすべき。

 

つまり、元に戻すというサプライズ選択で、これによって懸念されている銀行セクターが盛り返し日経平均も盛り返す。拡大する手探りとして会合前にリークしたが(本日午前記事)、このような結果なので、逆をいくというのはどうだろう。

 

実際に、顕著な貸出拡大につながっていないのだから、拡大拡大(or据え置き)言っている中での「ゼロ金利への引き上げ」はサプライズとなり市場を引っ張り上げる事になる。長期的には、分からないけどね。でも失敗しているのだから(需要が無い)、総括と名付けるのであればそういう選択肢はあっていい。

 

マイナス幅を拡大したとしても米国次第で円安にはつながらない。マイナス幅を拡大し、銀行経営を圧迫し、普通預金の金利がマイナスになるとどうなるか?リスクは大きい。個人のリスクのみならず、黒田日銀のリスクだ。彼らはプライドを捨てるべき。

 

 

追記: ここでいうプライドというのは、黒田総裁が「縮小の方向という意味での議論、ではない」と連呼してきた背景があるので。 つまるところ(マイナス金利引き上げという)有効な選択肢があるにもかかわらず、緩和縮小と見做される政策判断はない、という事になる。

 

ただ、今回もそうだが会合前には必ずメディアをつかって特定政策の実現可能性をほのめかし、市場の反応を確かめている。今後、ポジティブな反応を示した政策内容につき、有効活用をしない手はないだろう。

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