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MEPと共に去りぬ

厳密に言えば、QE3は実験であり、失敗だった。 それは、数々のLSAPより劣る。理由は明白だ。


システムレポは短期金利の利下げ、QEは長期金利の利下げだった。長期金利抑制が限界に達したような今、FRBはどうすれば良いのか?


バーナンキの声は聞こえてこない、これほど空虚なジャクソンホール も珍しい。1937年を念頭に置いたような彼の決断は、「偉大なる失敗」に終わった。


どんなドラマでさえ、シリーズは2か3でサミットに達する。FRBの場合はその「間」が頂上だった。


MEP(ツイストオペ)と共に、非伝統的金融政策の役割は実質的に無くなった事になる。次の議長が誰になろうとも、「ただの飾り」だ。 利下げ余地はなく、バーナンキはもういない。


実質的には、そういう事です。