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消える「日本人の美徳」

フジテレビの偏重報道に対するデモが、スポンサーである花王に飛び火、加速している模様。


花王デモは、現代的で効果的なテロである件。


確かにAmazonレビューで花王を検索すると、花王製品は集中砲火を浴びている。ここまで事態が拡大してくるとなると、筆者の言うように、デモはテロとなり得る。直接的に関係の無い第三者(スポンサー企業の製品)を巻き込み、強引に目的を達成する。モラルを度外視した手段はさぞかし効果的だろう。


偽名を良い事に、全く無関係のものに遠い場所から石を投げる。商品開発に関わった人間の努力を踏み付け、商品と無関係の人間がスッキリすると言う訳だ。


この「嫌がらせ」が、世論として多くの人に受け入れられるならば、日本人の民度は終わっている。まともな感覚を持つ人なら違和感を感じるのが当然だ。偏重と言われるTV局へのデモと、スポンサー企業製品に対する「言い掛かり」には距離があり過ぎる。理不尽な嫌がらせを行った人間が、どうやって自分を正当化するのだろうか。


いい年した大人も「花王デモ」に参加しているという。羞恥心が麻痺しているのだろう、恥知らずとはこの事だ。日本をダメにしているのは、バカな子供ではなく「馬鹿な大人」だと言える。

経済とともにモラルも低下、「他人に迷惑を掛けない」という日本人の美徳すら消えつつあるのかも知れない。