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Qレシオは1.2倍をプッシュ

SP500のQレシオは、5月に入って「1.18倍」。 

BPSの根拠はFRBのZ.1 Statistical Release, section B.102


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以前も言及しましたが、「1倍超」は歴史的に観ても限られている。


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過去110年間における平均値は「0.71倍」。そこからの乖離率は67%という事で、資産価値というかテクニカル的にはかなりの割高感を帯びているように思える。 しかも、Qレシオと言えども米企業のアセットは誇張されている。それを考えると、かなり前掛かり的なラリーであると言う事もできる。


ちなみにその米企業の資産価値の推移 を確認すると、「住宅バブルの2006年」と今現在(10年末)ではほとんど同じ(27兆ドル)である事が確認できる。


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その中身を観てみると、不動産価値(2番目赤枠)やモーゲージ資産等(1番下)の下落を、金融資産の上昇で打ち消している、という予想通りの流れ。

FRBのQEによって民間のバランスシートを再生させた、と見る事が出来る。


 ニューノーマルの理 ちなみにS&Pによると、TTM・PERは16.3倍。(SP500)

TTM・EPSは4月11日時点で83.57ドル。

TTMというのはTrailing Twelve Months、ここ1年の実績。なので実績ベースのEPSとPERという事になる。