中国の領土戦略 -第二列島線‐

尖閣ビデオ流出が問題になっていたので、YouTubeで見ようとしたら、関連動画で気になるものが沢山出てきた。

中国が物理的な国境として考えているのが第一列島線、
政治力・軍事力・経済力によって影響を及ぼす事のできる国境を第二列島線、として中国が2段構えの領土戦略を実際に計画しているという内容の動画。
自分がいちいち書くより櫻井さんの動画をそのまま載せた方が分かり易い。



この映像は昨年のものですが、先日の尖閣の事件と十分にマッチする内容。中国が日本をすっぽりと自らの地域にしようという話。日本人の感覚からすると信じられない話だが、中国であればこのような事は実際に練っているだろう。
何しろアメリカに太平洋を、米中2国間のもの（半分ずつ）にしようと持ち掛けた位の国だ。どんな企みを持っていても不思議では無い。

よく、欧州経済圏と東アジア経済圏が「経済共同体」として比較されますが、欧州が政治先導で統一されたのに対し、東アジアの場合は民間セクター主導で構築されている。
経済圏としての成り立ちが全く違う事になるわけですが、東アジアの場合は、中国のような18世紀の専制国家のような国が今後も経済をリードする事を考えると、民間同士仲良くしようとしても外交関係で頓挫する事が長期的に続く。

経済成長を果たした中国の増長ぶりは今度も加速する。日本とて経済回復の前に、対中の危機管理体制をしっかりと構築しなければ、民間人が犠牲になる事は今後も続くと思われる。
で、それらに関してもう1つ気になる動画があった。中国からの工作員と噂される女性評論家の動画だ。


この女性はパスポートを取得した事を、「日本は大嫌いだが仕事上便利だから国籍を取得した」と公に言い切っている。「張景子」で検索するとスパイやら工作員やらで沢山出てくるわけですが、上の映像は傲慢極まりないもので、唖然とするものだ。
中国人の特徴として、自分の（都合の良い）言い分を、最後まで強弁する、といった事がよく聞かれるが、日本国憲法を公共の電波を使って歪曲するといった離れ業を見せた。

中国に関するネガティブなニュースを羅列して、扇動する訳ではありませんが正直言って中国絡みのニュースはこんなものしか無い。先日のノーベル平和賞絡みの報道。＞ノーベル平和賞：中国、欧州各国に授賞式欠席を要求

こんな薄気味悪いナショナリズム国家が東アジア経済圏をリードする。最近流行る「チャイナリスク」なる言葉は日々深刻化していくように思える。



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