「ホロー・クラウン」7部作のラスト、リチャード3世を、順番飛ばして見てしまいました。トークショー付きだからしょうがない。それにやはりカンバーバッジは見たい。
カンバーバッジ、異様なほどノリノリだ。独白のたんびにスクリーン全面に大写しになり、こっちの魂に掴みかかるようにして喋る喋る。かっこいいことこの上なし!
不具で醜いグロスターのときは、もうなにをやっても絶好調で、口説き落とせない女はいない、っていう勢いだった男が、国王リチャード3世になった途端に全く冴えなくなり、どんどん転落していく。前半ではやたら観客に向かって喋りまくっていた男が、後半はめっきり内に籠ってしまう。人生って恐ろしいね。