フジテレビの建っている土地には幕末の砲台があったのか? 「お台場」ってくらいで。 | えいいちのはなしANNEX

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このブログの見方。写真と文章が全然関係ないページと、ものすごく関係あるページとがあります。娘の活動状況を見たいかたは写真だけ見ていただければ充分ですが、ついでに父の薀蓄ぽい文章を読んでくれれば嬉しいです。

 現在フジテレビが建っているのは「埋立13号地」で、昭和30年台から埋め立てられはじめ、昭和54年に完成しました。ここで「世界都市博覧会」が開催される予定でしたが、青島幸男都知事が中止にしました。

 江戸時代にできた砲台は、フジテレビからレインボーブリッジを眺めたとき手前にある小島、あれが「第三台場」です。フジテレビに遊びにいったら、ついでにあそこまで歩いて行ってみてください。軍事施設の跡が残っていて、めちゃくちゃ面白いですから。夕日のときは感動するし。

 あれがホンモノの「お台場」で、フジテレビなんかが建っている土地は通称お台場と呼ばれていますが昭和のフツーの埋立地です。あそこに砲台があったわけではありません。

幕末にはこのあたりに十以上の人工島がつくられましたが、現在残っているのはこの「第三台場」ともうひとつだけです。他の台場は、東京湾の埋立地にそれこそ埋没して消えてしまいました。

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