真田幸村は、もう一歩のところで、家康の首を取れませんでした。
と、いうことになってます。物語のうえでは。本当かどうか知りませんが。
今年の大河「真田丸」でも、クライマックスでは、幸村ならぬ信繁が、家康に迫りながら討ち果たせず、というシーンで終わるのでしょう。
しょうがないです。家康は死ななかったんだから。
たまには、家康の首を取るッテドラマが、あってもいいじゃないか。
・・・あるよ。
四十年ほど前に、松方弘樹主演の「真田幸村の謀略」という東映映画がありました。
「柳生一族の陰謀」で当てた東映が調子に乗って作った超展開娯楽歴史劇です。もちろん真田十勇士は総登場です。娯楽作品なら、こうでなくちゃいけません。
で、真田幸村が、家康(萬屋錦之助)の首を取ります。もちろん、そうでなくちゃいけません。
「柳生一族の陰謀」では、とんでもない人の首が落ち、それを抱えた萬屋錦之助が「夢じゃ夢じゃ、夢でござる~」と叫ぶんだが。まあ、おんなじことやってます。そういやあんとき落ちた首は・・・おっとネタバレはよそう(笑)。
よかったら、どっかで探して観てください。
皆様のNHKには絶対無理なことでも、オレタチの東映、仁義なき東映は、平気でやれました。いい時代でした。