神戸市立王子動物園のジャイアントパンダのオス「コウコウ」が、今月9日、死亡したそうですね…。

神戸市立王子動物園(神戸市灘区)は16日、今月9日に死んだ雄のジャイアントパンダ「興興」(14歳)の死因を調べるため、中国の調査団が来日したと発表した。
調査団は中国の国家林業局が派遣した。中国野生動物保護協会、四川省ジャイアントパンダ保護センター、四川農業大学の専門家3人で、王子動物園では「今後の検査方法は日中の専門家で協議する」としている。
興興は共同繁殖研究のため、2002年に中国から借り受けたが、9日朝、人工授精のための麻酔後に急死。死がいは当初冷蔵保存していたが、調査団の出発が遅れたため冷凍保存に切り替えたという。

      パンダ「興興」死亡で中国から調査団が来日 神戸新聞NEWS (2010/09/16 22:20)


中国からレンタルしているパンダが死亡した場合日本は賠償金を支払うことになっているそうですね!


その額、何と! 50万ドル!(現在のレートで4300万円!)


このニュースを見て驚いたのなんの!

神戸市立王子動物園で9日、14歳の雄のパンダ「コウコウ(中国名は龍龍=ロンロン)」が死亡した件で、日本側は賠償金50万ドル(約4200万円)を支払う取り決めだ。東方網が報じた。

中国野生動物保護協議会によると、日中双方の取り決めにより、貸し出したパンダが死亡した場合の賠償は50万ドルと決められている。

コウコウは王子動物園が中国から借り受けていた。同動物園は人工授精のため精子を採取しようとしたが、麻酔から覚める途中でコウコウは心肺停止になった。中国側も専門家を派遣し日中共同で死因を解明する。

王子動物園は、雌のタンタン(14歳)に発情の兆候がみられたことから、精子採取を試みたと説明したが、中国では「パンダから精子を採取するのは、3-5月に限られる。秋に精子が採取できる可能性はほとんどない」と、日本側の試みに批判的な意見を述べる専門家もいる。

四川臥龍ジャイアントパンダ研究センターの獣医学専門家は、「(日本側から)精子の採取を行うとの連絡は受けなかった」として、麻酔と死亡の関連を疑っている。(編集担当:如月隼人)

    中国報道「パンダ死亡で賠償4200万円」=神戸・王子動物園 Seachina


すごいですよね…?


多額のレンタル料だけでなく、死亡した時の賠償金まで必要だなんて…。


これって中国ばかりが得をするシステムになってないですか?


アメリカではパンダのレンタル料が高いと中国に対し値下げ交渉を行ったことがあったようですね。

2007年9月18日、中国国内の報道によると、中国からパンダを借り受けているアメリカの動物園がレンタル料の値下げ交渉を始める。

現在、ワシントン、アトランタ、メンフィス、サンディエゴの4動物園でパンダの「保護研究」と称した10年契約を中国と交わしているが、年間のレンタル料が110万米ドルと高額なため、これまでも再三値下げ要求をしてきた。しかし、値下げに応じない中国に対抗し、今回は4園が共同戦線を張り、談判に持ち込むことになりそうだ。

これに対し中国側は「交渉の門戸を閉ざしているつもりはなく、アメリカ側が契約の続行を望むなら、更新の際に交渉する用意はある」と表明、契約途中での値下げには応じないと暗に示した。

契約では、レンタルパンダが外国で産んだ子どもは中国に帰属すると定められ、赤ちゃん一頭につき毎年60万米ドルの「養育費」を中国に支払う約束。3歳になった時点で中国に返還するかどうか中国側が決めるという、どこまでも貸し手側に有利な契約内容になっている。

パンダのレンタル料高すぎ!4動物園が値下げ交渉へ―米国 Recordchina(2007-09-19 13:08:25 配信)


何だか中国ってむちゃくちゃ強気で びっくりしちゃいますねぇ。



ところで、このニュース ↑ を記事にしておられた「まつりごと女子☆倶楽部」のお仲間であるLisa_ceriseさんの記事から引用させていただきます。

   ~~~転載ここから~~~

パンダはかわいいと思います。
とっても癒されるし、
ぬいぐるみを越えられない唯一の動物と言われるのも判ります。

でも。
パンダをレンタルをするのはもう止める時期だと思いませんか?

レンタル料は一頭につき、1年1億円です。
日本の動物園で子供が生まれても、その子供も孫も、
レンタルパンダが外国で産んだ子どもは中国に帰属すると定められているんです。


双子の赤ちゃんが生まれたら、1年間で2億円です。
(入場料を考えると、どれだけ来園してもらえば、採算が?)

パンダがどうしても見たいって思ったら、中国へ行く!
そういう決断の時じゃないですか。

旭山動物園は、パンダいませんよ?
でも、とってもステキですよね。


                   ~~~転載ここまで~~~


まったくもって同感です!


年間1億円、新しくベビーが産まれたらまた1億円、不幸にも死んでしまったら4300万円もかかってしまう、そんな高額なレンタルパンダは必要でしょうか?


2010年現在、日本国内には神戸市立王子動物園に1頭(1頭死亡)、和歌山県のアドベンチャーワールドで7頭の合計8頭のパンダがいるんですね。


年間8億円(今までは9億円)のレンタル料を中国に支払っていたわけです。


そして来春には東京の上野動物園にもパンダがやってくるらしいですね。


東京都の石原都知事は「パンダ外交」に否定的だったんじゃないんですか?


なぜ、またパンダを受け入れることにしたのでしょうか?


何か圧力があったのでしょうか…?



ところでパンダは中国の固有の動物ってイメージですが、事実は違うんですよね。


もともとはチベット固有の動物だったんです。


現在チベット自治区と呼ばれている地域だけがチベットの土地ではない。本来のチベットの領土はその約2倍もの面積があった。
これは、インドの0.8倍、グリーンランドの1.2倍、日本の6.5倍という、広大な面積である。
中国は欧米列強の力がほとんど及ばないチベットに対し、1950年に軍事行動を発動、1950年から1957年の間に次々とチベットの広大な土地を中国の省に併合した。
残ったウ・ツァンも1965年に併合され、チベット自治区となった。
そして中国による弾圧で、120万人のチベット人が犠牲となった。これは全人口の約1/5にあたる。

   チベット侵略の象徴・パンダ チベットを弾圧する中国への支援を止めさせよう! 参照


こうして中華人民共和国はチベットを武力で飲み込み、チベットに生息するパンダを中国のものとして外交に利用しているのです。


日本がパンダを受け入れるということは中国のチベット侵略を認めることに他ならないのです。


Freeチベット!と叫びながらパンダを受け入れる この矛盾!


日本にパンダはいらない!



日本の皆さま、どう思われますか…?


パンダはかわいい。確かにかわいくて愛らしい。癒されます。


だけどパンダだけがかわいい動物ではないと思います。


魅力のある動物はパンダ以外にもたくさんいると思いませんか…?


パンダのいない動物園に子供さんを連れて出かけてみてください。


象さん、キリンさん他にもたくさんいますよ、かわいい動物が…。


年間に1頭あたり1億円、死んでしまったら4300億円かかるレンタルパンダは必要でしょうか…?


今、中国とは緊張状態にあります。


今一度、中国との関係を考えることが必要なのではないかと思います。




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