廃線をゆく!真鶴の隧道 長坂山~八本松~赤沢 | ジャック・ポイ Film

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隧道とは 【トンネル】 の事を指す。

トンネルは浪漫です。

入口と出口の間に広がる闇、その先に入口から続いているとは

想像つかない風景が現われる時がある。

果たしてここは先から続く道なのか?全く別の空間に迷い込んだのでは?


そんな想像ふくらみ体験から、異空間を繋ぐモノの様なトンネル=隧道に、

浪漫を感じる様になりました。


ある時、廃線となったトンネルから海を望める絶景があると相方がリサーチし、いざ真鶴へ!!


1972年に真鶴トンネル(真鶴隧道)にその役目を譲り、廃線となった

長坂山~八本松~赤沢…三つの廃線跡&隧道をたどります。


最初の暗くて長い…長坂山隧道。

中は真っ暗闇で、歩いていると冷気が漂ってくる。

なんでもここで死後一年経過した轢死体がみつかったと

後で聞かされる(゜o゜;; …後で良かった。

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抜けた先、ぽっかり口を開けて待つのは

八本松隧道。


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まだ現役の隧道だと思い込んでいるのか、

厳めしく、ふてぶてしい、威圧感をビシバシ感じる。

あるいは静かなる聖域に踏み込んだ者を、挑発している様。

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緑と自然光が美しい…

冷たく、恐ろしく、時には温かく、優しい。


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ここは旧東海道線の真鶴駅と根府川駅を繋いでいた。
相模湾が眼下に見渡せる絶景の路線だった。

だが、1923年関東大震災により地すべりが起き、列車が海中に転落、

乗車していた約110名と根府川駅ホームに居た二十数名の

計約130名が死亡した…。

電車は引っ張り上げたが、駅のホームは海中に残っていて、

今ではその場所が漁礁のようになり、

スキューバダイビングの潜水ポイントにもなっている。


危険だという事で、今では現行の真鶴トンネルが作られ、

ここは廃線となった…と、

wiki先生は言う。

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ガタン…ゴトン…プシュー…一旦停車いたします。

ここから、相模湾が一望できますので、一旦停車いたします。
車掌のアナウンスで何人の人々が、夢を心を時には一人で、時には大切な人と、
ここから想いを馳せたのだろうか…

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…なんて妄想が膨らみます。



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最後は赤沢隧道。


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まるで助骨!助骨の様に美しいトンネルだ。


海岸線沿いにあるこのトンネルからも、相模湾を一望できる。

トンネル窓から射す光、その窓から望む水平線

さぞ美しかったのだろう。


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この先が現行線の真鶴隧道へ続いている様で、

もっと美しいポイントがあるのだけど、日暮れの為急遽帰りましたとさ。