- 孤高のメス [DVD]/堤真一,夏川結衣,吉沢悠
- ¥4,935
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日本 2010年
堤真一、夏川結衣、吉沢悠、余貴美子、成宮寛貴、平田満、生瀬勝久、柄本明、中越典子、重松豊、矢島健一
監督:成島出 『八日目の蝉』
脚本:加藤正人 『クライマーズ・ハイ』
【ストーリー】
現役の看護師でありながら病院内で適切な処置を受けられずに急死した浪子。彼女の葬式を終えた息子で新米医師の弘平は、母の遺品の中から一冊の古い日記帳を見つける。そこには、看護師としての様々な日々が綴られていた――。1989年。大学病院に依存し、外科手術ひとつまともに出来ない体たらくの地方病院、さざなみ市民病院。そこへ、ピッツバーグ大学で高度な外科医術を身につけた医師・当麻鉄彦が第二外科医長として赴任する。院内の旧態依然とした慣例に囚われず、患者のことだけを考えて正確かつ鮮やかに処置を行う当麻。彼のひたむきな姿勢は周囲の反発を招く一方、腐敗した病院に風穴を開け、オペ担当のナースとして当麻と一番身近に接していた浪子も仕事への情熱を取り戻していくのだった。そんなある日、市長の大川が末期の肝硬変で搬送されてくる。当麻は、大川を救済する唯一の手段だが日本の法律ではまだ認められていない脳死肝移植を施すことを決断するが(allcinemaより)
先日の地上波初放送!!観ました。
個人的な意見ですが・・
邦画はこういうジャンルで本領発揮!と感じます
若い青年医師が
亡くなった母親の遺品を整理して
小さな手帳を読み始めるところから始まる作品
まだまだ日本での臓器移植が
難しかった頃のお話
題材がそうだから
明るくするわけにもいかないけれど
だからといって暗~いというわけでもない
「孤高のメス」を振るう医師の側で
ナースとして寄り添う
お母さん役の夏川結衣さんがイイ♪です
臓器提供者となる青年の母親に余貴美子さん
この方、すごく素敵な女優さん♪
コメディタッチでも怖~い役でも
なんでもOKなんですよね~
そして、堤真一という役者さんは
こういう渋い役をさせたら一番だな~と
つくづく感心します♪
・・根はかなり明るい方のようですが・・
医療系のTVドラマがいろいろ人気で
医龍とかゴッドハンド輝とかありましたが
そこに登場するカリスマ医師とちがって
堤真一扮する当麻は
ただ目の前にいる患者を救うことを考える
静かな医者でした
それがすごくいいんです♪
小さな市民病院では
最新医療機器なんてない
大きな外科手術は
大学病院へ患者を送る
しかも大学病院の医師は・・
といった、問題もさりげなく描かれていて
そうそう、先日観た『南極料理人』では
お父さん的存在の本さんを演じていた
生瀬勝久さんはイヤ~な役で登場!
彼の最後にはちょっとスッキリしましたが・・
ほんとイヤミなヤツでした
そんな役者さんたちが
まさに競演しているこの作品
なかなか見ごたえのあるいい作品でした♪