アメリカ 1956年
ポール・ニューマン、ピア・アンジェリ、サル・ミネオ、アイリーン・ヘッカート、ジャドソン・プラット、ハロルド・J・ストーン、エヴェレット・スローン、ロバート・ロジア、 スティーヴ・マックィーン、アンジェラ・カートライト、 パティ・デューク
監督:ロバート・ワイズ 『ウェストサイド物語』
脚本:アーンネスト・レーマン 『王様と私』
原作:ロッキー・グラジアーノ、ローランド・バーバー
【ストーリー】
ニューヨークの貧民街に産まれ育ったロッキー・グラジアーノ(ポール・ニューマン)は、遊ぶ金に困ると仲間と盗みを働く少年だった。不良グループとの喧嘩で捕まった彼は、そのまま感化院に送られ陸軍に入隊。だが一日目で脱走したロッキーは体育館でボクシングと出会う。だが、脱走兵の彼は軍隊に捕まり懲役となる。出所後、改めて体育館を訪れたロッキーはボクサーとしての人生を決心する。同じ頃、妹の友達ノーマ(ピア・アンジェリ)と知り合い付き合うようになる。ロッキーの才能を認めるマネージャーの進めで、ノーマと結婚したロッキーは、負け知らずの快進撃をみせる。子供も生まれ、順風満帆のロッキーは世界チャンピョンに挑戦するが、初めて負けてしまう。チャンピョンを倒すことを目標に、練習にも打ち込むようになったロッキーの元に、刑務所時代に知り合った男が八百長を持ちかけたことで、ロッキーのボクシング人生は狂い始めるが、妻ノーマの支えで再度チャンピョンに挑戦するロッキーだった。
BSで放送されていました♪
学生時代に観たときは
『ロッキー』ってこの作品のリメイク??
いや・・・あれはスタローンが書いたと・・・
と、ちょっと??マークが頭を飛んだだけでしたが
オリジナルというわけではなく
実在するロッキー・グラジアーノという選手の
自伝を映画化した作品だったのですね♪
これが、事実上のポール・ニューマンのデビュー作
といわれているほど有名な作品ですが
たしかに、マーロン・ブランドーに似ていて
損したんでしょうねぇ~~~この頃。
白黒の作品ですが
あの澄んだブルーの瞳は魅力的!
不良少年で素行も悪く
刑務所にも入っていたロッキーだけれど
ノーマとの恋愛は可愛らしく
映画のラブシーンを見ることができない・・
そんな主人公を魅力的に演じていました♪
一度、成功しかけて
過去のせいで挫折した彼だけれど
なじみの店の親父や
親友の言葉、そしてなにより妻の支えが
彼を世界チャンピョンにしていくのが
本当にいいテンポで描かれていて
一気に観せられました!
スティーブ・マックイーンやサル・ミネオなど
今は亡き名優達も登場していて
すごく懐かしい~と思いました
(昭和初期生まれではありませんが・・笑)
ラストシーンの言葉が印象的!
最愛の妻にいうセリフ
「いつかは負ける、だから今のうちに楽しんでおけ」
頂上にい続けることの難しさ
過去を受け入れながら、努力する難しさ
そしてなによりも、
チャンピョンになったことは
自分の力だけではないことを知っている
そんな彼の言葉はストレートに心に残りました♪
若い頃に観るよりも
人生半ば・・かな、ある程度年齢を重ねて観ると
味わい深い作品だな~と思います!!
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