パフューム ある人殺しの物語 | 映画を観よう

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パフューム スタンダード・エディション
¥1,995
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ドイツ/フランス/スペイン 2006年

ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン、レイチェル・ハード=ウッド、アンドレス・エレーラ、サイモン・チャンドラー、デヴィッド・コールダー、カロリーネ・ヘルフルト


監督・脚本・音楽:トム・ティクヴァ 『ヘヴン』

脚本:アンドリュー・バーキン 『薔薇の名前』

脚本:ベルント・アイヒンガー 『ヒトラー 最後の12日間』


【ストーリー】

18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で産み落とされ、危うく捨てられかけた赤ん坊。間一髪で拾われた彼は、グルヌイユ(ベン・ウィショー)と名付けられて育児所に引き取られる。友だちもない孤独な少年のグルヌイユは、何キロも先の匂いを嗅ぎ分ける超人的な嗅覚の持ち主だった。辛い日々を重ね、やがて青年となったグルヌイユは、ある晩に運命の香りと出会う。それは赤毛の少女の体から匂い立ち、あまりにも甘美な香りに少女を追うグルヌイユ。だが、怯えて悲鳴を上げようとした少女の口をふさぎ、誤って殺してしまう。これまでなぜ自分が生きているのかと感じていた彼は、その運命の香りを保存したくて、香水調合師バルディーニ(ダスティン・ホフマン)に弟子入りするのだった…。



今頃ですが・・やっと観ました!



美しさと醜さ・・

甘美な香りと悪臭・・

純真さとグロさ・・

華やかさと汚さ・・


今美しい映像が・・と思っていても

ちょっと目を離すと次の瞬間

違う作品かと思うような

そんな映像が映し出されたりする・・


見終わった後の

複雑な感情はなんと表現したらよいか


秀作なのか駄作なのか


きっとそんなことを考えることが

この作品には相応しくないのかもしれない



目に映る光景

耳に残る音楽

そして

香り


五感を働かせて観る作品なのでしょう


グルヌイユの香りに対する執着は

もちろん病的としか言いようがなく

師匠のバルディーニが

「人間のすることか??」と

放った言葉に集約されています



彼がそこまでになった理由を探しても

きっと理解できないだろうし

あまり意味が無いのかも・・


ただ、ただひたすら

運命の香りを負い続ける彼が

作り出した『香り』


いったいどんな香りなんだろうか??

処刑場が「ソドムの市」のようになるほどの香り

想像できません・・・


でも、ナレーションが語るように

彼はその力で世界を支配できたかもしれない・・

それでも、彼の選んだ答えは

生まれ落ちた場所での消滅


悪臭の中で生まれた彼は

至高の香りの中で生を閉じることで

何かを得ることができたのだろうか??




いや~~~~

感想書けません(汗)



ベン・ウィショーは

決して美男子ではないし汚いし

とくにあの爪は見ただけで

キャー!!と鳥肌がたってしまうのだけど

不思議な魅力はありました・・・


ダスティン・ホフマン

アラン・リックマン

そしてナレーションのジョン・ハート

文句なしです!さすがです!!



しかし・・・

匂いってすごいですよね

記憶と密接にリンクしているのですもの


香水の銘柄によって

克明に年令・時期・恋愛・・などの

それぞれの思い出がよみがえります


そんな、いろんなことを考えて

なかなか寝付けなかった作品でした




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