アメリカ 1991年
マット・ディロン、ショーン・ヤング、マックス・フォン・シドー、ダイアン・ラッド
監督・脚本:ジェームズ・ディアディン
【ストーリー】
ジョナサン・コーリス(マット・ディロン)の夢は大富豪カールソン一家の財産を奪うこと。貧しく孤独な少年時代を過ごした彼は、自分の部屋の窓から毎日カールソンのマークが入った貨物列車が通り過ぎるのを見つめて育っていた。大学でカールソン一家の娘ドロシー(ショーン・ヤング)と出会い、秘密裏に交際を進めてやっと結婚という時に、彼はドロシーを殺害して自らも自殺に見せかけて他人に成りすます。ドロシーとは婚約していたが、彼女の妊娠がきっかけで、彼女が父親から縁を切られることを懸念してのことだった・・。そして今度はニューヨークに飛び、ドロシーの双子の姉エレン(ショーン・ヤング)に接近し、言葉巧みにエレンの心をつかんだジョナサンはついにエレンと結婚。そしてエレンの父ソール(マックス・フォン・シドー)の信頼さえ得て、やっと思い通りの人生を歩み始めた。だが、妹の自殺を信じることができないエレンは次第に真相へと近づいていくのだが・・・。
マット・ディロンがまだ若い!
ショーン・ヤングがいろいろ出ていた頃の作品です
これって・・17年前の作品なんですねぇ~
サスペンスといっても
最初から犯人はわかっているわけですから
エレンがジワリジワリと真実に近づいていくところが
危険に近づいていく感じがして
ヒッチコックの香りがします!
そういえば、金髪のショーン・ヤングは
いかにもヒッチコック作品に出てきそうな雰囲気です
マット・ディロン演じるジョナサンは
かなり手を汚しているはずなのに
いかにもワルという感じがしないのは
やはり美しい面持ちのおかげかしら??
見た目が美しい悪い男は
やっぱり、いい最後は迎えられません(汗
まさかそういうラストですか~~~と
唖然としましたが
なるほど、幼い頃から羨望の眼差しで見ていた
貨物列車が、そういう運命だったか・・と思うと
妙に納得できたりする作品です