アメリカ 1995年
リチャード・ドレイファス、グレン・ヘドリー、ジェイ・トーマス、オリンピア・デュカキス、アリシア・ウィット、ジョー・アンダーソン、
監督:ステファン・ヘレク 『飛べないアヒル』
脚本:パトリック・シェーン・ダンカン 『ニック・オブ・タイム』
【ストーリー】
グレン・ホランド(リチャード・ドレイファス)は、バンド演奏者として成功しているものの、作曲の時間が欲しくてバンドをやめ、高校の音楽教師になる。安易に考えていたホランドだったが、実際に教壇に立ってみると思った以上に大変な仕事だった。だが、ホランドは生徒たちに音楽への興味を持たせ、彼らの心を少しでも豊かにすることに熱中していく。妻のアイリス(グレン・ヘドリー)は写真の仕事で家計を助けながら夫を温かく見守る。二人の間には息子が生まれ、幸せな家庭だったが、息子のコールには先天的な聴覚障害がみつかり、息子にも音楽を教えたかったホランドは深く悲しむ。元教え子の戦死。息子の聾唖専門の学校への入学。そんな中、ホランドはますます仕事に没頭する。時は流れて、教育の現場も変化していく中、ジョン・レノンの死を悲しむ父に、息子コール(ジョー・アンダーソン)は自分も父から音楽を学びたかったと強く非難する。初めて息子と向き合ったホランドは聾唖者のためのコンサートでレノンの『Beautiful Boy』を息子へ贈る。さらに時は流れ、教師生活30年、芸術系の授業がカットされ、グレン・ホランドは辞職する陽を迎える・・。
この作品は何度も観ています
感想をまだ書いていなかったとは・・・(汗)
泣きます!
純粋に感動して泣きます!!
最初は生活のため
創作活動のための仕事として選んだ教職
そのために、教師としてもいまひとつ
でも、生徒に教えているうちに
彼は音楽の楽しさ、心の豊かさを教え始め
生徒達もただ単位を貰うだけの授業としてではなく
心から音楽を楽しむことができて
こんな授業だったらいいなぁ~と思います
もちろん!
ただの学園青春もののお話ではなく
ホランド先生の人生なので
ダメなところもあります(苦笑)
でもそこがとても人間味溢れていて
特に音楽で生きる父と
音の無い世界で生きる息子の距離は悲しかった
そんな息子の本心をしったホランドがとった行動は
もう参ってしまいます
歌もピッタリだし、グッと胸にきました
自治体の財政難で芸術科目がカット・・となったとき
ホランド先生が言うセリフは重いです
この作品、13年前の作品ですが
まさに、今そんな状況というか
考える力や感じる力の希薄な人間が育っていると思います
最後の日
生徒代表の言葉が胸にきます
「私たちはあなたの音ひとつひとつ、あなたのシンフォニーです」
リチャード・ドレイファスの表情豊かな演技は素晴らしい!!
そして、彼を支える家族も!
もう何度も観ているのに
やっぱり泣ける作品でした♪