ベオウルフ | 映画を観よう

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ベオウルフ
¥3,842
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カナダ/イギリス/アイルランド 2005年

ジェラルド・バトラー、サラ・ポーリー、ステラン・スカルスガルド、イングヴァール・E・シーグルズソン、フィリップ・ウィットチャーチ、ロナン・ヴィバート、トニー・カラン、マーク・ルイス、エディ・マーサン

監督・脚本:ストゥーラ・ガンナーソン 


【ストーリー】

西暦500年、北欧の小国デネ(デンマーク)。小さいながらもへオロット城のフロースガール王(ステラン・スカルスガルド)の家臣で優秀な兵士達を率いるこの国は、強い国として知られていた。ところがある日、巨人の襲撃で反撃する間もなくほとんどが殺されてしまったのだ。多くの家臣を失ったデネ国は一夜にして恐怖の淵に落とされてしまった。夜になるとどこからともなく現れる巨人に、一人また一人と家臣たちは命を落としていく。そんな噂を聞いたイェーアト人の勇者ベオウルフ(ジェラルド・バトラー)は、フロースガール王の警備と巨人退治のため、10名の部下と共にデネ国を訪れる。ベオウルフを迎えた王は、昼から酒をあおり、勇者というには程遠い姿だった。さらに荒野の外れに住み、人の死ぬ時期がわかるという不思議な女性セルマ(サラ・ポーリー)に出会い、巨人の真実をしることになるのだが・・・。



こちらは、未公開作品のほうです!

劇場公開されていた『ベオウルフ』は未見です


もちろん・・・ジェラルド・バトラー目当てで観ました・・・ハイ(汗)

長い髪と髭が似合います!

スパルタカスの王とは違って

戦い人の命を奪うことで背負う物の重さや

理不尽な戦いを好まない優しさが滲みでている気がしましたが


きっとそれは今のベオウルフ

物語の最後でセルマがつぶやく一言は

彼も自分の力に酔った時代があったのかもしれないと

そんな気がしました


フロースガール王の撒いた種を

結果的に刈取ることになったベオウルフ

同じ運命をたどるのかと思わせた洞窟のシーン

けれど、静かに石を積み上げ

悲しい人生を送った巨人を弔う姿に

幼い少年の人生が曲がらないことを祈りました


英文学最古の作品である英雄ベオウルフの冒険

この作品は、その一部を映画化したらしいのですが

静かな海、どこまでも広がる大地

遥か昔、このような土地で生活していたと

感じさせる美しい映像は

カナダが製作というのも頷けます


ベオウルフが英雄と呼ばれる

武勇伝的なものは何一つでてこないし

インパクトは弱いのですが


勇士の力、魔女、伝道師・・

巨人、不気味な海の怪物など

御伽噺的として観ると美しい作品だと思いました


サラ・ポーリーは

『死ぬまでにしたい10のこと』で観たよりも

ずっと綺麗でした