エリザベス | 映画を観よう

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エリザベス
¥9,500
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イギリス 1998年

ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、ジョセフ・ファインズ、リチャード・アッテンボロー、クリストファー・エクルストン、ジャミー・フォアマン、エドワード・ハードウィック、カシー・バーク、ヴァンサン・カッセル、エミリー・モーティマ、ダニエル・クレイグ、


監督:シェーカル・カプール 『サハラに舞う羽根』

脚本:マイケル・ハースト

音楽:デイヴィッド・ヒルシュフェルダー 『シャイン』

美術:ジョン・マイヤー 『SAYURI』、『シカゴ』

衣装:アレクサンドラ・ビルヌ 『ネバーランド』


【ストーリー】

16世紀のイングランド。国内では旧教・カトリックと新教・プロテスタントが争っていたのだが、女王メアリー(キャシー・バーク)はプロテスタントを弾圧。腹違いの妹エリザベス(ケイト・ブランジェット)も新教派だったため、ロンドン塔に投獄されてしまう。しかし、間もなくメアリー女王は他界し、エリザベスに王位が継承される。新しい女王となったエリザベスは、妾腹の異教徒女として大臣達に疎んじられていた。彼女を守るために、フランスのアンジュー公(ヴァンサン・カッセル)、スペイン王との結婚話が持ち上がるが、エリザベスは恋人のロバート(ジョセフ・ファインズ)しか目に入らなかった。たった25歳で即位してしまったエリザベスには、国の政治などわかるはずもなく、国内の財政は苦しい上に、スコットランドとの戦争にも敗れてしまう。エリザベスは新教派のウォルシンガム(ジョフリー・ラッシュ)を味方につけ、国を新教に統一することを決定するが、これを怒ったローマ法王は英国に密使を送る。その頃、スコットランド女王の甥との見合い話が進む中、臣下たちは結婚により身を守るようエリザベスに薦め、ロバートにはすでに妻がいることを告げる。愛に破れ、臣下たちに命を狙われる身となったエリザベスは、密使と反逆者たちを捕らえ処刑し、ついに「国家と結婚します」と宣言するのだった。


たまたまでしたが

チャンネルを変えていたらやっていました!

ひさしぶりに再見です♪


最初に観たときのケイト・ブランシェットのイメージが強烈で

改めて見直してみると、あら・・この役は、この方は・・と

英国映画で登場する方々が大勢・・

なんとも豪華キャストの作品だったんですね(汗


ストーリーは、以前観たときには感じなかったのですが

もっとエリザベスの悲恋の話だったかと思っていたら

宗教や政権争いの部分がかなりあったんだなと思いました


これも、鑑賞する年齢の違いなんでしょう・・

以前観たのは、この作品が作られてすぐの頃

10年ほど前なんですけど・・・ね(汗)


女王になるために決心する前の彼女は

美しく、それは女性らしいひとでした

けれど、一人の女性として生きることが許されない身

恋することも、結婚することも、何一つ

自分の意思では決められない・・


とうとう、決心をする日

侍女に髪を切ってもらうエリザベス

なきながら女王の髪を切る侍女とは逆に

その表情は、氷のように冷たく無表情・・・


イングランド40年の黄金時代を治世した女王が生まれた瞬間


そのシーンのためだけに

それまでのストーリーがあったと言ってもいいくらい

圧倒されたシーンでした


ケイト・ブランシェットの見事な存在感

彼女の吐く息ひとつも高貴なものに感じられたほど・・

さすが、見事としかいいようのない演技でした



最初にも書いたけれど

女王の忠実な家臣にジェフリー・ラッシュ

この方、不細工にも見えるんだけど

この作品ではすごくかっこよく見えました・・

何考えているかわからない不気味な存在でしたが

(敵には回したくないタイプです・・汗)


侍女にはエミリー・モーティマ

とても優しそうで、心から女王を愛している

そんな雰囲気がとても似合っていました


スコットランド女王の甥にはヴァンサン・カッセル

いや~~~

まさかあんな姿が観られるなんて・・(失笑)

カッコイイはずなんですがねえ~


そして、密使に・・ダニエル・クレイグ

いや・・、もう・・、

シラスかと思っちゃいましたわ、あの姿

ところどころは007でしたが・・

(素手で人殺したり・・拷問されたり・・)


というわけで

なんだか豪華キャストを楽しむ鑑賞となってしまいましたが

それぞれにピッタリの役柄で、観終わった後に

一人でニンマリしてしまいました!!


こんな楽しみ方も、たまにはイイかな♪