Bon voyageフランス 2003年
イジャベル・アジャーニ、ジェラール・ドパルデュー、ヴィルジニー・ルドワイヤン、イヴァン・アタル、グレゴリーデランジェール
監督・脚本:ジャン=ポール・ラプノー 『うず潮』、『シラノ・ド・ベルジュラック』
脚本:パトリック・モディアノ 『ルシアンの青春』
音楽:ガブリエル・ヤーレ 『コールド・マウンテン』、『イングリッシュ・ペイシェント』
【ストーリー】
パリ。名声と社会的地位を手に入れた美しき女優ヴィヴィアンヌ(イザベル・アジャーニ)は、しつこくつきまとう男アルペルを殺してしまう。彼女は小説家を目指す幼なじみのオジェ(グレゴリ・デランジェール)に助けを求め、遺体遺棄を頼むが、その途中事故を起こしたオジェは容疑者として逮捕されてしまう。数ヵ月後、ドイツ軍がパリに侵略してきた際に刑務所から囚人のラウル(イヴァン・アタル)とともに脱出し、ヴィヴィアンの行方を捜す。
一方、ヴィヴィアンヌは真相の発覚とスキャンダル恐れ、内務大臣のボーフォール(ジェラール・ドパルデュー)の力を借りて警察の事情徴収を逃れ、彼の愛人となってパリを脱出しボルドーへきていた。
オジェは、列車で知り合った女子学生カミーユ(ヴィルジニー・ルドワイヤン)と、彼女の恩師、コポルスキ教授(ジャン=マルク・ステーレ)の助けを得て、やっとボルドーに到着し、街中で偶然にもヴィヴィアンヌと再会を果たすのだが。。。
イザベル・アジャーニ、ジェラール・ドバルデュー
グレゴリ・デランジェール、イヴァン・アタル
フランス映画で一度は見たことのある名前が並ぶこの作品
ちょっとワクワクしながら観てみると
イザベル・アジャーニが特殊メイクなのか?と思うほど
違う人に見えたことがとても強烈だった作品(汗)
幼馴染の、美しいヴィヴィアンに憧れていたオジェ
彼女に頼られて喜んだのもつかの間
彼女が愛しているのは自分自身だけ・・
いや。。オジェが言うように、
彼女は自分すら愛していないのかもしれない
ラストの彼女を見ているとそんな気もしてくる
フランスとドイツ
国家の運命が決まろうという激動の時代
大臣と女優、女優と作家、作家と教授と生徒
ドイツ軍のスパイ、レジスタンスたち
そして彼らをとりまく人々
戦時下を生きる人々を描いた群像ドラマです
ある意味見ごたえはあると思うのですが
誰を中心に見るかというところで
私は最初に女優ヴィヴィアンを見ていたので
いまいちスッキリしなかった作品です
途中から、カミーユを中心に見たので
少しほっとした感じになりましたが・・
戦場ではなく、こういう町のどこかで
いろんなドラマがあるのだという
そんな作品だったと思います
オールバックのジェラル・ドパルデューは
ちょっぴりかっこよかったかも!