アメリカ/イギリス 2006年
ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、ジャンカルロ・ジャンニー
監督:マーティン・キャンベル 『007/ゴールデンアイズ』、『すべては愛のために』
脚本:イアン・フレミング
【ストーリー】
MI6で“00(ダブルオー)”になるための条件(2度暗殺の仕事を成功させる)をクリアしたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、見事に“00(ダブルオー)”の地位に昇格する。しかし、最初の任務で、大使館ごと爆破するというニュースの一面を飾ったことで、上司M(ジュディ・ディンチ)は苦い顔をする。だが、そんなことにはお構いなしのジェームズは、一人バハマに飛び爆弾テロを阻止する。Mはそんな彼に、世界中のテロリストの資金源となっている“死の商人”ル・シッフルが、高額掛金のポーカーで資金を稼ごうとしていること、ル・シッフルと勝負するためモンテネグロに向かうよう指示される。
ポーカーの掛け金は国家予算からの1500万ドル。その監視役として財務省から送り込まれたヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)とボンドの負けられない賭けが始まるのだが・・・。
祝!2007年、初の劇場鑑賞はコレ♪
観て来ました!!!
新ボンドのダニエル・クレイグ♪
うふ、うふふふ・・・ラストシーンからエンドロール
劇場内の明かりがついても
私の頭の中は、新生007でいっぱい!!
あのラストはニクイですよ♪
ミーハー魂全開で、カッコイイ~~♪と叫びそうでした!!
(一緒に観た主人に怒られそうなので、心の中で言いましたケド・・笑)
考えてみると、ショーン・コネリーから始まった007
1作品しか出ていないジョージ・レーゼンビー
ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナン
代々のジェームス・ボンドがいたけれど
私が一番見たのは(劇場で・・という意味も含め)
ロジャー・ムーア!!
で、新生ボンドにダニエル・クレイグが決まったときに
起こったというブーイングやボイコット騒ぎ・・
でも、実はダニエル・クレイグについて
今ひとつイメージがなかった私は
特別、新生ボンドについて
違和感など持っていなかったのです
それよりもTVで流れる予告編を観るたびに
劇場で見たいなぁ~~♪という思いが募るばかり!!
そして・・・・
冒頭に書いたように、うふふ・・なわけです(笑)
これまでの洗練された完璧(?)なスパイの007が
まだ原石の頃・・
傲慢さや感情が見え隠れする人間らしいボンド
その荒削りな、まだまだ青いダブルオーが
ラストシーンで見せるあの顔に
全編を通して、ひきつけられてしまった気持ちを
わしづかみにされた感じがしたのです!
イアン・フレミングの007シリーズ第一作目を
使って新生ボンドの映画を撮った・・
観終わって、もう次回作が観たい・・と思わせるところが
見事というか、やられたな~という感じ
今回で6代目ボンドのダニエル・クレイグ
私の記憶では、偶数代のボンドは長続きしないのだけれど
ダニエル・クレイグは長く続いてほしいなぁ~と思うのでした!
脇を(?)固める俳優陣もいいですねぇ~
ヘタレな悪役のマッツ・ミケルソン
「しあわせな孤独」のドクター役とはうってかわって
歴代のボンドの悪役を髣髴させる片目
冷酷そうな表情とは別にちょっと弱々しいかんじ
あの拷問には顔をゆがめてしまったし
え?そんなんで終わり??というあっけなさもあったけれど
なかなか憎憎しい感じでよかったかも!
ボンドガールのエヴァ・グリーン
理知的で冷静に見えて、結構普通の(?)女性
あの拷問の後、二人だけが生き残った・・というあたりで
ん?もしかして彼女は・・と思ったけれど
最後に携帯を置いていったところに
彼女のせつない思いがありました
Mも言ってたしね・・・彼女がいたから生き残ったんだと
そして、恐るべしMのジュディ・ディンチ
素敵ですねぇ~カッコイイ!
どんな役でもすごいなぁ~と感心するけれど
M役の彼女、けっこう好きです!
過去の作品ではMとボンドは母と息子のような
そんな信頼関係があったのだけれど
この作品で、最初からお気に入りのダブルオーじゃなかった
という設定だったのは、とても面白いと思いました
(もちろん、期待はしていたんだろうけれど・・)
Qがいないことは、ここからスタートだからだろう・・とか
Qがいないからハイテク機器がそんなにないわけで~とか
Mはその後引っ越すんだろう・・とか
007になって最初の任務でこんなに切ない恋をしていて
それなのに『007/女王陛下の007』があるのかぁ~とか
そんなどーでもいいようなことが
後からフッと沸いてきたりするけれど(苦笑)
そこがまた面白いんですよねぇ~シリーズものって
というわけで・・・・
この作品を劇場で観ることができてHappyな私です!