- プルートで朝食を/キリアン・マーフィー
- ¥3,121
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イギリス 2005年
キリアン・マーフィー、リーアム・ニーソン、ルース・ネッガ、スティーブン・レイ、ブレンダン・グリーソン、イアン・ハート、ブライアン・フェリー、ローレンス・キンラン
監督・脚本:ニール・ジョーダン
原作・脚本:パトリック・マッケーブ
音楽:アンナ・ジョーダン
【ストーリー】
アイルランドの小さな町。教会の前に捨てられた澄んだ青い瞳の赤ん坊パトリック。神父はその赤ちゃんを近所のブレイデン家に預ける。その家の養子となったパトリック(キリアン・マーフィー)は、幼い頃から綺麗な服や化粧が好きだった。そんなパトリックを苦々しく思う養母は、パトリックを理解せず、なんとか男らしい男になれと願っていた。けれど、成長していくにしたがってパトリックは変わっていった。青年になる頃には自分の名を”キトゥン”と呼び、ついにカミングアウト。自分を生んだ本当の母親を探すためにロンドンへ出て行く。時はアイルランド独立運動が盛んな頃、若者たちは革命とロックに夢中だった・・・・。
Merry Christmas!!
イヴの夜、子供達が寝静まって
家事の雑用を一通り済ませた頃に
雨が降り始めました・・
少し肌寒く感じてきたので
DVDをセットしてホットミルクを用意しました
いつの間にミルクを飲み干したのかも気づかないほど
岬の向こうの青い海に似ているとファーザー(神父)が例えた
キトゥンの澄んだ瞳に釘付けで
観終わったときには
心に暖かいものがいっぱい詰まったようで
まるでキトゥンのまとっていた
フワフワの毛皮を触っているような
優しい思いがあふれていました
なんて切なくて優しい作品でしょう
イギリス、アイルランド・・・
この国の歴史は長い戦いがあって
けっして遠い過去ではなく
少し振り向いたらその戦いが見えてしまうほど
そして田舎に行けば行くほど
異なるものには意地悪なもの
キトゥンはその中で
笑って生きてきた・・・・
けれども、それは
すべてを絶えるためにあった
唯一の方法だったから
だれにも理解されず
優しい友人たちとも離れ
一人ですごすロンドンの街で
やっと出会えた父親は
ちゃんと自分のことを理解してくれていた
思わぬ形で名乗り出た父の姿を探して
夜の雑踏に駆け出したキトゥンの姿に
涙が出ました
もっともっとイロイロ書きたいのだけれど
今日は、今の余韻をもう少し楽しみたいので
このくらいにして・・・
続きはまた明日にでも書きたいと思います!!