- サミュエル・L・ジャクソン/コーチ・カーター スペシャル・コレクターズ・エディション
- \1,500
- アサヒレコード
アメリカ 2005年
サミュエル・L・ジャクソン、リック・ゴンザレス、ロブ・ブラウン、ロバート・リチャード、アシャンティ、アントウォン・タナー、ナナ・グベウォニョ、チャニング・テイタム
監督:トーマス・カーター 『セイブ・ザ・ラストダンス』
脚本:マーク・シュワーン 『スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦』
ジョン・ゲイティンズ 『陽だまりのグラウンド』
【ストーリー】
犯罪と隣り合わせの街で、生徒の半数が卒業できないリッチモンド高校。それは生徒の半数が犯罪に巻き込まれて死亡するか刑務所へいくからだ。将来への展望もなく、夢や希望をもたないこの高校のバスケットボール・チーム、“オイラーズ”は、対戦成績はもちろん悲惨だが、なにより選手を集めて練習することさえ一苦労というチームだった。そんなチームを再建するために、同校OBでバスケの名選手だったケン・カーター(サミュエル・L・ジャクソン)が新任コーチとして招かれた。最初はこの話を断るつもりだったカーターだったが、自分が在学していたころと変わらない町や学校に、少年達の未来を本気で考え、彼らの可能性を大切にしようとコーチを引き受ける。カーターの厳しい指導に戸惑う選手たちだったが、確実にチームは強くなっていた。
しかし、選手達はカーターとの契約を忘れていた。それは「バスケットボールだけでなく学業も真剣に取り組み、身なりもきちんとすること!」学業をおろそかにした選手たちに体育館を閉鎖し、試合もキャンセルしてまで勉強しろというカーターは、周りの大人たちには理解されないでいた。けれども、チームは特別な絆で結ばれ始めていた・・・。
同級生が犯罪に巻き込まれ、被害者になり加害者になり・・
そんな悪環境の中でそだつ若者達
自分もそんな環境で育ったカーターは、バスケットボールを通して大学への進学
目の前にいる少年達も、その可能性があるならば大きく羽ばたかせてあげたい
カーターのそんな思いをしっかり受け止めるのは
周りの大人たちではなく、選手達!
実話をもとに描かれた感動のスポ根もの!と思っていました。
落ちこぼれたちが、素晴らしいコーチの指導によって
強くなって優勝する!!そういう作品かと・・・
でも少し違いました
恋人が妊娠して、卒業後は仕事をしなくてはいけないケニヨン
兄を亡くし少し気の弱いところがあるジュニア
父親が服役中のライル
麻薬の売人の従兄弟を持つクルーズ
いつもチャラチャラと軽い感じのワーム
そして、カーターの息子のダミアン
よくあるスポ根ものでは、そういう彼らのバックボーンまでも
コーチとの絡みを持ちながら描かれていくけれど
この作品では、コーチはあくまでも自分の力で道を開けといっています
ただ、厳しいだけじゃなく、そこには素晴らしい信頼関係が生まれ
クルーズ(リック・ゴンザレス)が、目の前で従兄弟を失った後に
カーターの元を訪れたシーンでは、涙がでました
そしてそのクルーズが語る“恐れ”は
誰もが持つもので、けれどもそれを知った彼らは揺るがないのですね
ラストの試合。良かったですねぇ~
あの終わり方がまた憎いです!!
たった一人のコーチが成しえたもの
それは、ただのバスケットチームを強くしたことではなく
彼らの人生を切り開く力を信じたこと
本来、町や地域や・・周りにいる大人たちが
当たり前のようにやらなくてはいけないことなんですよね!
信じること!それはとても素晴らしいことなんだと思いました♪
なんだか、ありきたりの感想しかかけないなぁ~(汗