セイブ・ザ・ラストダンス | 映画を観よう

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ジェネオン エンタテインメント
セイブ・ザ・ラストダンス デラックス版
Save the Last Dance

アメリカ 2001年

ジュリア・スタイルズ、ショーン・パトリック・トーマス、ケリー・ワシントン、フレドロ・スター、テリー・キニー


監督:トーマス・カーター 『ネゴシエーター』

音楽:マーク・アイシャム 『海辺の家』、『イン・ハー・シューズ』


【ストーリー】

サラ(ジュリア・スタイルズ)は、バレエを愛し、名門ジュリアード音楽院への進学を夢見ている。いよいよオーディションの日、一緒に来てくれるはずの母は仕事で遅れるという、心細さから『必ず来て』と母に約束させオーディションに向かうが、母は現れずオーディションにも落ちてしまう。失意の彼女に、母が試験会場に向かう途中で交通事故死したと連絡が入り、自分のせいで母を失ったと思い込んだ彼女は夢をあきらめ、幼い頃に別れたミュージシャンの父ロイ(テリー・キニー)とシカゴで全く新しい生活をはじめる。ほとんどが黒人の占める高校、そこで凛として優しいシェニール(ケリー・ワシントン)と親しくなる。授業中にある課題で火花を散らした男子を「嫌なヤツ!」と言うが、彼はシェニールの弟デレク(ショーン・パトリック・トーマス)だった。ある日、シェニールに誘われたクラブで踊るうちに、封印されている踊りたい気持ちを見抜いたデレクは、母の死を引きずるサラをヒップホップの世界へと連れ出し、やがて2人は互いに惹かれ合っていくのだが・・・。



青春ですね!若いって素敵!

(ああ、おばちゃんのコメントだわ・・・涙)


ダンス・黒人と白人・家族を失った悲しみに

思い通りにいかないもどかしさ・・・

どれもよくあるお話なのですが、主役の二人が良かった!



決して良い環境とはいえない世界で、友人を大切に思い

家族を大切に思い、なによりも自分を大切にしているデレク


形は違っても両親の愛に守られて育ち(前半は母の、後半は父の)

そのおかげで、肌の色を気にすることなく素直に

シェニールたちの中にはいっていくサラ


最初はお互いに反発しあい、しだいに認め合い

いつしかお互いを想い合う仲になっていく・・・

二人の仲を誤解した白人のオバチャンを騙すシーンは

ちょっと苦笑いしちゃいました!

ああいうオバチャン騙したくなりますよねえ。。


けれども二人の仲は順風満帆というわけではなくて

周りの人からは白い目(へんな言い方だけれど)で観られ

デレクの元の彼女には目の敵にされるし

とうとうシェニールにまできつい言葉を浴びせられてしまう・・


「重油の中のミルク・・・」

デレクの友人マラカイのセリフはまさにその通り

クラブで人の波にもまれて踊るサラの肌の白さが

マラカイの言うように妙に浮き立ってしまっていました


サラはよくも悪くも素直だから

そのままの感情をデレクにぶつけて二人がギクシャクしてしまう

そのときにサラの父親がとても素敵なフォローをするところは

なんでこのお父さんと別れたんだろ?と想ってしまった・・


主役のサラを演じているジュリア・スタイルズは

子役出身で、なんでも『インタビュー・ウィズ・バンパイア』では

最終選考でキルスティン・ダンストに負けたらしい・・

この二人は後に『モナリザ・スマイル』で競演していますが!!

最近では『オーメン』に出ているんですよね



可愛いでもなく、美人でもないけれど

ふわっとした雰囲気の中に芯の強さが見える感じは

この役にあっていました!

ダンスもバレエも初めてだったらしく・・

ちょっとヒップホップ系ではイマイチなところもあったけれど


ラストシーンで、抱き合う二人の笑顔が

逆境に打ち勝った、若い二人の未来が明るく照らされたようで

ちょっと胸が熱くなってしまいました!


デレクの姉で、サラの友人役のケリー・ワシントン

美人ですね!!調べてみると

『9デイズ』、『白いカラス』、『Ray/レイ』、『16歳の合衆国』など

なかなかすごい作品に出ているようです!!

『ファンタスティック・フォー』にも出ていたらしい・・覚えいない(悲)

ちょっと気にして観なくちゃ☆です!!



あ、この映画、音楽イイです♪!