グッド・ガール | 映画を観よう

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パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
グッド・ガール
The Good Girl

アメリカ 2002年

ジェニファー・アニストン、ジェイク・ギレンホール、ジョン・C・ライリー、ティム・ブレイク・ネルソン


監督:ミゲル・アルテタ


【ストーリー】

小さな田舎町に暮らすジャスティン・ラスト(ジェニファー・アニストン)は、地元のディスカウント・ストアで働く30歳の主婦。町を出たいと思いながら、いつの間にか平凡な仕事に就き、退屈な男と結婚してしまい、同じコトを繰り返すだけのウンザリする毎日を送っていた。ある日、ジャスティンはふとしたことから同じ職場で働く文学青年ホールデン(ジェイク・ギレンホール)と打ち解ける。やがてふたりの関係は不倫へと発展し、連日のように愛し合うようになるが、鈍感な夫のフィル(ジョン・C・ライリー)が気づく様子はない。ところが、夫の親友ババに目撃されて・・・。



う~~~ん・・・・なんだかなぁ~と思った作品です

誰にも共感できない!みんな勝手過ぎ!


主人公のジャスティンは、不平不満を募らせているばかりで

自分では何一つ変えようとはしていない・・

夫フィルがハッパを吸うことがイヤならやめさせればいいのに


本当に、たまたまそこに魅力的な若者が登場して

女として最後のチャンスに手を伸ばしただけ・・

ところが、思っていたよりも深刻になりそうで腰が引けてしまう

いや、思っていたよりというより、最初から考えなしなんですね

なんだか、そのへんすごく腹が立ってしまいました



ジェイク・ギレンホール演じるホールデンは

だんだんと怖さを覚えるような執拗さで彼女を愛していくのだけれど

でも、彼も自分の気持ちを抑えることができないだけ

グッド・ガール


まぁ、ラストで一番バカを見たのはホールデンなのかな??と

思ったりもするのだけれど、でも、あれは彼の望んでいた結末?

よかったのかなぁ・・・・難しいですネ


ちょっとマヌケな夫フィルの役を演じているジョン・C・ライリー

いい味がでている役者さんで、こういう役はハマリ役です

無言でTVを直していたり、妻を疑うことを知らない純粋さ

なんだかすごく心が痛くなりました


フィルの友人ババ

ああ、こういう展開になるのね・・・と

はっきり言ってぶっ飛ばしてやりたかったですが(言葉荒くてスイマセン)


何でこんなにダメなんだろう??と考えてみると

ストーリー自体、腹が立つようなお話なわけですが

とにかく、深みがないんです、主役のジェニファー・アニストン
ほかの共演者たちは、それぞれにいい味出しているんですが

どうも、あっさりしすぎというか・・・

悩みとか怒りとか、そういうのがイマイチなのです


ところが、作品のことを調べてみると

あえてそういう演出だったようで

没個性の女性(どこにでもいる主婦)が持つ焦りや憧れ

さらには悪女の部分を表現しているのだとか・・


ということは・・・深みがないと感じたのは、かなりOKなんでは?

監督の意図はきちんと作品に反映されているのですね



そういえば、製作も2002年と最近ものですし

あのホールデンの両親の無関心具合というか

現代社会のひずみみたいなものを垣間見せてることで

何かを伝えようとしているのかもしれないなと・・・思いました


ただ、なんせジェイク・ギレンホールの演技がよかっただけに

なんとも勿体無い作品だなぁ~と思ってしまいました

グッド・ガール



このところ、感動してばっかりいたので、期待しちゃいましたかね・・

たまには、こういう作品にも会いますね・・・




でも、なんでグッド・ガールなんだろ??



-追記-

ジェニファー・アニストン、『フレンズ』での軽いイメージが強かったのですが

この作品では、ほんとうに没個性の覇気のない主婦を演じて評価が高いとか・・

なるほど、そういわれてみればそうかも~

彼女の作品、そんなに観ていないから、ちょっと辛口すぎでしたネ