人形霊 | 映画を観よう

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アミューズソフトエンタテインメント
人形霊

韓国 2004年

イム・ウンギョン、キム・ユミ、オク・ジヨン、イム・ヒョンジュン、シム・ヒョンタク、チョン・ホジン、キム・ボヨン


監督・脚本:チョン・ヨンギ


【ストーリー】

森の奥深くに建つ、古びた人形ギャラリー。ある日、新進気鋭の彫刻家ヘミ(キム・ユミ)、明るい女学生ソニョン(イ・ガヨン)、野心的な写真家ホン(イム・ヒョンジュン)、男性モデルのテスン(シム・ヒョンタク)、そして球体関節人形を愛するヨンハ(オク・ジヨン)の5名は、人形のモデルになるという名目で、チェ館長(チョン・ホジン)と人形師ジェウォン(キム・ボヨン)から洋館に招待された。館内には様々な人形が所狭しと並び、その精巧な美しさに5人は魅了される。そんな中、ヘミはミナ(イム・ウンギョン)という美しい少女と出会う。ジェウォンはミナが昔からヘミを知っていると、不思議なことを言うが、ヘミには覚えがなかった。だが、しだいに誰もがこの洋館の雰囲気に何か薄気味悪さを感じ始めた頃、目が飛び出て首が切られてしまったヨンハの人形を見つける。それは恐ろしい出来事のはじまりだった・・・。



怨念を宿した人形が引き起こすコリアン・ホラー。


めったにホラーなんか観ない私です。

ハリウッドでリメイクされた『リング』シリーズも1度観て

二度と観ようとは思わなかったのですが(結局観てるじゃん・・苦笑)


たまたま、この作品のメイキングビデオを観てしまって

怖いのに全貌が知りたくて観てしまいました


たくさんの人形を飾る洋館

あまりにも美しい数々の人形

これだけで、十分に怖いです!!


それなのに、ミナ役のイム・ウンギョンが美しい!

白い肌、赤い唇、そして、まるで人形のように黒目がちな大きな瞳


本当に人形にそっくり!!(いや、人形を彼女に似せて作てるんですよね。。)


人形の役だから無表情!

それなのに、その大きな瞳で訴える凄さ

自分の想いを受け入れてもらえないとわかってからの悪霊ぶりは

逆に悲しささえ漂ってきて、切なくなってしまいました


そして、なによりも怖かったのが人形師役のキム・ボヨン!

人形の怨念の恐ろしさを語り出す時の表情ったら

首がグルグルと回るのは『エクソシスト』?と思いましたが

彼女の表情が凄くって、CGだとばっかり思っていました!!

そのくらい怖い!!でも、特殊メイクも無しなんです。。

夢に出てきそうなくらい怖かった~(涙)


人形って、人の形って書くし、昔から魂が宿るって言われているので

ハリウッドのホラー作品よりずっと身近に感じられて怖かった~


でも、メイキングで監督も言っていたけれど

これは偏った愛の形を表現していて

そういう偏った愛は受け入れられない場合があるということを表現したのだと・・


偏った愛とは、現代社会にあるストーカー的な愛情を指しているらしいのだけど

人形が人間を愛する・・つまり、人形を使うことで

受け入れがたい気持ちを観客にわかりやすくしたのだとか・・・


確かにそう言われればそうだなぁ~~と思いました。ハイ


それにしても・・・

普通のホラーよりも、こっちのほうがずっと怖いです

思わず、家にある人形を片っ端から綺麗に並べて拭きました(汗)