- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- サイドウェイ 特別編
SIDE WAYS
アメリカ/ハンガリー 2004年
ポール・ジアマッティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ヴァージニア・マドセン、サンドラ・オー
アカデミー賞脚色賞、ゴールデングローブ賞作品賞、脚本賞など数々の賞を受賞
【ストーリー】
~カリフォルニア、ワインロード 人生が熟成していく贅沢な寄り道…~
作家志望のマイルス(ポール・ジアマッティ)は、冴えない英語教師で、2年前に別れた元妻のことを今でも想っているワインオタクな中年男。一方、売れない役者のジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)は、一週間後に結婚式を控えた超楽天的な中年男。
大学時代にルームメイトとして出会って以来の親友同士。そんな二人がジャックの結婚祝いを兼ねてカリフォルニアのワイナリーを巡る旅に出発するのだが・・・。
『アバウト・シュミット』のアレクサンダー・ペイン監督の作品。
これ、いいよぉ~~~といろんな方からオススメいただいておりましたが、や~~~と観ました!!
まず最初に!!音楽がいい~~~♪カリフォルニアのワイン畑を車で旅して行く景色も、すこ~しセピア色に見えてしまうくらい、心地好いジャズ!!
この作品、コメディなんだよね?そういうジャンルで賞のノミネートとか受けてるし・・・
大人の映画なんだろうなぁ~~~
それにしても、ポール・ジアマッティはいいですねぇ~。
あの風貌(ベルトがお腹の下になりそうだし、妙にきっちりシャツを入れてるし・・・)といい、妙にワインの薀蓄を語るし。いつも酔っ払ってて、元妻の再婚話を聞いたら、酔っ払って電話するようなヤツ。
でも、冴えないってだけで、繊細そうな部分はちゃんと覗かせてくれている。
ジャックのやんちゃ振りに手をやきながらも、妙に優しい。(自分には無いものを持っているジャックがどこかうらやましいのかな?)
一方のトーマス・ヘイデン・チャーチは、これまたビックリするくらいノーテンキ男を見事に演じておりましたね(演技だよね??)。アメリカの映画ではよく結婚式を前にした男が、独身最後のやんちゃ!をするけれど、ジャックはやんちゃっていうより、無節操!!
あれだけ痛い想いしてるはずなのにまたか~~~???
でもジャックがマイルスに言うセリフは妙に説得力がありましたよ、これにはさすがに笑うしかなかった
「おれにはこれしかないんだ・・・この疼きはお前にはわからん」(苦笑)
彼らが意気投合(?)する二人の女性も個性がありましたね!!
やっぱりこういうカップリングね♪と想った通り!!
マヤとマイルスが二人で話すシーンは良かったな~♪
このくらいの年齢になると、一気に成長するなんてムリ。
恋愛だって、夢だって、前に進むのは大変!だって、現実をしっているから臆病にもなるし、慎重にもなる・・・。
この映画観てたら、どこか寄り道するのっていいなぁ~なんて思っちゃいました。
マイルスとマヤの関係は・・どうなる??ラストがまた粋でしたね~~~