ゴースト・シャーク(2013年) | 勝手に映画紹介!?

ゴースト・シャーク(2013年)

ゴースト・シャーク

WOWOWで放送中の“サメパニック特集”でエアチェックした「ゴースト・シャーク」を鑑賞…2013年製作とちょっと古めの作品だが、WOWOWでは初登場の様子…もちろんオイラも初鑑賞。日本では2014年にDVDリリースされていますが…既に廃盤のようで、現時点でAmazonではマケプレ業者が4980円で出品している中古しか見つからなかった。ちなみにヤフオクでは2489円の送料込み即決で出品されていた…価格の差はあるけど、どちらもそれなりのお値段だ。今さら購入したいとも思わないような作品だし、WOWOWで見れてラッキー♪って感じか?

釣り大会の夜…釣り船に乗っていた客が大物を釣り上げるが、釣った魚をサメに食べられてしまい激怒!客は釣り船の船長の制止を無視して手持ちの武器を使って、そのサメを殺してしまうのだが…サメは幽霊になって戻ってきた!翌日…友人たちとビーチで遊んでいたエバとシスリーの姉妹。海上に父親の船が漂っているのを見て不審に思う…2人は釣り船船長の娘だった!その直後…会場に透明なサメが現れ姉妹の友人が犠牲に!駆け付けた保安官に事情を説明するが、まったく相手にされない。エバはなんとかサメの脅威を周囲に伝えようとするが…。

先に見た同じ特集の「シン・ジョーズ」同様…変異した珍種のサメが人々を襲うが、主人公とその仲間以外は、なかなか事実を認めようとせず、犠牲者がどんどん増えていってしまうと…シュチエーション自体は似たり寄ったりな感じだけれども、やっぱりサメの設定が“独自”のものであり、放射能が変異の原因だった「シン・ジョーズ」はSFと受け止められないこともないが、本作ではサメが幽霊になって、人間に復讐するという、オカルト寄り。透明だから物理攻撃は効かないし、しかも“水”があれば、どこでも神出鬼没に現れることが可能とほぼ無敵状態!

どこにでも現れるなら、何も“主人公たちばかり狙われなくても…”って思いたいが、一応…主人公たち以外にも、無差別に色々な人を殺しまくるので、多少はそのあたりのツッコミ要素も軽減されているか?主人公の友達の中に、色白のデブ男がいて…最初の惨劇(映画的にはその前に夜釣りのシーンがあったけど)から、サメに襲われそうになるんだけど、間一髪で助かる。それでね、また次の惨劇シーンでも…やっぱりサメに襲われそうになるから、“その後も何度もこういうピンチ”に陥るオイシイキャラなのかなって思った途端…あっけなく食われた(爆)

人間からは“触れない”透明なサメなのに…相手は容赦なく噛みつき、噛み殺し、肉体を飲み込む。そんな不条理な設定だから…どうしても“絵面”はチープになってしまうんだけど…その代わり、犠牲者の首が吹っ飛んでそのまま酒瓶にぶっ刺さったり、上半身が食われて下半身だけ残ったり、ある条件下では人間を引き裂いて体内から出てきたりとゴア描写はそこそこ頑張っている。加えてそんなところから出てきちゃったらマジで逃げ場ないじゃん的なシュチエーションも楽しい、“ビキニ洗車中”のセクシー美女も犠牲になる、水遊びしてるガキも容赦なく死ぬ。

そしてお約束の入浴シーンでは…主人公の妹ちゃんもターゲットにされてしまう!その後もスプリンクラー、ウォーターサーバー(からの紙コップ)、消火栓、船のトイレ、水たまり、空から降ってくる雨などなど…ホント、どこからでも湧いて出てくる。こんなオカルトめいたサメに対抗するには、やっぱり解決策はオカルトでしかなく…最終的には多少の“力業”も必要になる。友人、知人、身内にだって犠牲者が出てるのに…最後は生存者が“冗談を言い合いながら”エンドロール。予想通りのB級、C級だが、サメパニックというよりは、ホラーとして楽しめる要素あり。


監督:グリフ・ファースト
出演:マッケンジー・ロスマン デイヴ・デイヴィス スローン・コー ジャレン・ミッチェル ラッキー・ジョンソン


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DVD ゴースト・シャーク







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