BUNKER バンカー/地底要塞(2015年) | 勝手に映画紹介!?

BUNKER バンカー/地底要塞(2015年)

BUNKER バンカー/地底要塞

WOWOWでエアチェックしておいた「BUNKER バンカー/地底要塞」を鑑賞…予約時にBDレコに表示される簡単なあらすじや解説だけ読み、ほとんど予備知識なしで鑑賞。SFハードアクションっていうから、もっと近未来的なビジュアルを想像してたんだが…どうやら現代っぽい。中盤以降は…タイトルにもなっている、地下に作られたソ連時代の軍事施設=バンカーに舞台を移し、登場人物がトンネル内をグダグダさ迷っている低予算感丸出しなB級展開になるのだが…そこで、冷戦時代の遺物、ソ連が開発した殺戮マシーンが跋扈しているのが判明し…。

米国の軍需企業のヘンダーソンは、タビールほか男女5人の傭兵チームを使い、冷戦時代に旧ソ連が開発を進めていた“プロジェクト12”に関する情報を集めていた。いよいよ、ロシア内にある封印された施設の場所の手がかりを持っているバラノスキーという人物を拘束することに成功。傭兵チームはバラノスキーの案内で施設の入り口にたどり着き、そして施設内に侵入する。そこは地下に広がる広大な要塞になっていて、さっそく“プロジェクト12”を求めて探索を開始するのだが…チームの前に、ソ連兵が出現!ソ連兵は銃で撃ってもなかなか死なず…。

製作国はスペインなんだけど…セリフは基本的に英語、時々ロシア語という変な映画。役者もエリック・ロバーツやジェームズ・コスモっていうスコットランド出身のベテラン俳優が出ていて…ワールドワイドな印象(なぜか、2人とも経歴を詐称しているロシア人の役)。まず、各地で色々とミッションを遂行している輩が何組か登場…最初はいったい何をしているのかよくわからなかったんだけど、その連中は軍事企業のボス、エリック・ロバーツに雇われていて、ソ連が開発していた秘密兵器についての情報をかき集めていた。で、いよいよその場所がわかったらしい。

エリック・ロバーツに雇われているのは男女5人の傭兵チームなんだが、その中の1人が、ミッション中に仲間をブチ殺すなど、なんか不審な動きをする。で、自分が殺したのを黙って、他の仲間と合流して…いよいよソ連の基地に向かう。基地内を案内させるために、身分を偽って外国で暮らしていたソ連の元大佐を拉致ってきて、無理やり同行させる。で、裏切り者を含む、傭兵チームは…秘密兵器の正体がなんだかわかっていない。とりあえず大佐を脅しながら、闇雲に基地内の捜索を始めるんだけど…そこに、いきなりソ連兵が出現してビックリ。

でもって、なんだかおかしい…普通の人間じゃないぞ。ネットに載っていたDVDのジャケを見ると“冷戦下に作られたターミネーター”って書いてあったけど、“ターミネーター”よりも“ユニバーサルソルジャー(ユニソル)”の方が雰囲気は近い印象…とにかく、ソ連は人間を改造して殺戮マシーンを造り上げていたんだけど、まだそれが現役バリバリで稼働中だった。果たしてこれが“プロジェクト12”の正体なのか?傭兵チームは、この殺戮マシーンと戦いながら、研究成果を見つけて、基地から脱出しなければいけないんだけど、忘れてた…裏切り者もいたんだ。

この裏切り者は研究成果を仲間から奪って北朝鮮に売り飛ばそうとしていたんだけど…なんと、そういうのを見越して、ちゃっかり黒幕エリック・ロバーツも後をつけて、基地内にやって来ていた!エリック・ロバーツは…例の“ユニソル”もどきの殺戮マシーンをもっとたくさん稼働させて、“研究成果は俺のものだ”と傭兵チームをぶっ殺そうと企む。さらに拉致られていた元大佐は、正義感が強くて…プロジェクトを潰そうと行動に出る。そこで裏切り者以外の傭兵チームと大佐は利害が一致して共闘を組むことに。最後まで生き残り、目的を達成するのは誰かな?

後半はドンパチが増えたけど…どうせだったら、あの“ユニソル”もどき軍団と、もっと死闘を繰り広げるような展開が見たかった。オッサン同士のどつきあいとか、どうでもいいよって感じ。あと、傭兵チームの中で、最後に無駄死にしたヤツがいて、アイツの行動もちょっと解せない。なんで、最後に生き延びたヤツ(いきなり、家族がいるとか泣き言を言い出した)と一緒に逃げなかったんだ。大佐も、あんな落とし前の付け方でいいなら、1人でうまく立ち回れただろに…。手の内をベラベラ喋るから、作戦失敗しそうになってるし。まぁ、1回見れば充分な内容だな。


監督:ハイメ・ファレロ
出演:ホアキン・サンチェス ジェームズ・コスモ ナターシャ・アラム エリック・ロバーツ ティモシー・ギブス


【DVDソフトの購入】
DVD BUNKER バンカー/地底要塞







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!