エヴァリー(2014年) | 勝手に映画紹介!?

エヴァリー(2014年)

エヴァリー

GEOアプリの新作100円クーポンを使って借りてきたソフト、1泊2日分の2本は見終わったので、さっき返却してきたんだけれども…昨日、借りに行った時にレンタル中で借りれなかったソフトが棚に並んでいて、店員に訊いたら、既にレンタル利用中でも、50本までなら(そんなに誰が借りるんだ?)追加でクーポン使って借りれるという事だったので7泊8日OKの新作を2本ばかり追加レンタルしてもうた。とりあえず、先口分の消化を優先…2015年7月3日レンタル開始、8月5日発売の「エヴァリー」を鑑賞…「デスペラード」のサルマ・ハエック姐さん主演。

ヤクザの組長の愛人だったコールガールのエヴァリーは、今野生活から抜け出そうと警察の情報屋になったのだが、それがバレてしまった。助けてくれるはずの刑事とも連絡がつかず、もう死ぬしかないと、トイレに隠してあった拳銃で自殺を考えたのだが…そこで自分の母親に預けた一人娘の事を思い出し、反撃に転じることに!部屋にいたヤクザの手下を皆殺しにする。しかし組長はエヴァリーの行動を見抜いており、娘の命を狙おうとする!さらに、エヴァリーの首には多額の懸賞金が掛けられ、今まで同僚だったコールガールたちも一斉に牙をむく!

ヤクザが所有しているらしいビルの一室(近代的な売春宿といったところか?)、主人公のコール・ガールは、娘を助けたい一心で殺戮を繰り返す。次から次へと現れるヤクザの手下。それまでは同じ身分だった同僚のコールガールたちも主人公の首に掛けられた懸賞金目当てにさらに銃やナイフを持って襲い掛かってくる!さしずめ「キル・ビル」+「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」といったところだろうか?ビルから出ることができず、延々と敵と戦い続けるというあたりはインドネシアの格闘映画「ザ・レイド」っぽかったりもするかなとちょっと思った。

お約束のように…かなり勘違いが入った日本描写もあったりするのはご愛嬌。中ボス的な存在でSM好きの変態オヤジが出てくるんだけれども…バックにナマハゲのような衣装(きっと能か何かを意識してるんだと思われる)を着た部下を従えている。さらにこの変態オヤジが先兵として送り込むのが、パンツ一丁のマゾ男。ホント、キモくて醜いハゲ中年なんだけど、猛スピードで突進して、主人公に撃たれても、恍惚の表情を浮かべたりしている姿が、昨日、劇場で見てきた実写版「進撃の巨人」の巨人をなんだか彷彿とさせられてしまったよ(笑)

使う重火器もどんどんエスカレート、手りゅう弾でドカン、ロケット砲でドカン!で、いよいよラスボス、ヤクザの組長降臨!なんとなんと…“ファイトー!イッパーッツ!”なオジサマ、渡辺裕之!もちろん使う武器は日本刀。中盤、何を血迷ったか…この血なまぐさい殺戮現場に自分の娘と世話をしてくれている母親を呼びつける主人公。幼い子供の無垢な行動は時に、とんでもない凶器になってしまい、ヒヤヒヤ!「お前、何しとんねん!」と何度も叫びたくなる。でも、本当に娘役の子役が可愛くてな…血なまぐさい作品の一服の清涼剤になっていたのは確か。

さすがロバート・ロドリゲス映画のミューズであるサルマ・ハエック姐さん…この手の如何わしいB級アクションのヒロインがすこぶるよく似合う!背中に彫った刺青なんかも素敵でしたねぇ。とにかく血みどろアクション満載で死体の山が築かれまくる映画なのだが…本作を監督したジョー・リンチなる人物のフィルモグラフィーを調べてみて納得である、「クライモリ デッド・エンド」を撮った人だった。そういえば「クライモリ デッド・エンド」の中に登場したキャラクターが「バトル・ロワイアル」のTシャツ着てたり、あの時から日本びいきな印象は受けたけどな。


監督:ジョー・リンチ
出演:サルマ・ハエック 渡辺裕之 伊川東吾 アキー・コタベ ローラ・コペダ


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