チャッピー(2015年) | 勝手に映画紹介!?

チャッピー(2015年)

チャッピー

【鑑賞日:2015年6月4日】

本当なら劇場鑑賞は公開1週目に行きたいところなのだが…見ようと思っていた「チャッピー」は、公開2週目の方がスクリーンがでかかったので、我慢。天候により、行きたくなくなっちゃったりした日もあったので…ようやく昨日、見てきました。今日(金曜日)まで待てば、シネプレックスの会員デーで1000円で見れるんだけど、また天気が崩れるらしいし…だったら、タダ券使って見てきちゃおうと。これが正解!夕方6時半からの上映回だったんだけど…劇場内で一番でっかいスクリーン、8番スクリーンが、なんとオイラ1人の貸し切り状態!←しかもタダ券だし。

南アフリカ、ヨハネスブルク…治安の悪化に伴い、警察はTetravaal社が開発した警察ロボットを正式に導入し、成果を挙げていた。開発者のデオン・ウィルソンは、さらに人工知能を搭載した画期的なロボットを作ろうとしていたが…上司のミシェル・ブラッドリーから許可が下りない。そこで、廃棄扱いになっていたロボットを持ち帰り、勝手に作ってしまおうと考えるのだが…ちょうどその時、ロボットを悪用しようと考えていたニンジャ率いるギャンググループにデオンは誘拐されてしまった!ニンジャたちの要求で、その場でロボットを組み立てることになるが…。

興行的な面でR指定を避けようと…勝手に配給元のソニー・ピクチャーズがシーンの削除を行い、映画ファンから顰蹙をかったなんていう事が話題になったが、やっぱり客足が伸びていないのはその辺の事情が影響しているのか?鳴り物入りで始まったわりに、公開週の週末興行ランキングなんかも8位と…ちょっと中途半端な感じがするよな。そういえば、劇版の実写パトレイバーも評論家やマニア受けは良かったものの数字はあまり良くなかったらしい…同時期に公開された、同じようなデザインのロボットものが、コケてしまったというのは因果なものだ。

映画の内容自体は…評判通り、なかなかのもので、オイラは面白かったけどね…どのあたりが削除されたのか、気にはなるよ。映画本編を見る前…はじめてチラシで“チャッピー”のイラストを見た時は…前述の通りイングラムじゃね?って思った。きっと、そう感じるアニメファン、映画ファンは多かったと思うが…“チャッピー”の前身、通常タイプの警察ロボットが活躍している劇中シーンを見たら、「アップルシード」のブリアレオスの方が印象は近かった。銃を構えてテキパキと動く様は、けっこうかっこよかったですねぇ~…22号はやられ過ぎだけど(笑)

ギャング団の一味で、サル顔の金髪ねーちゃんが、どう見ても野沢直子にしか見えないんだが…本人じゃないよな?でもね、最初は“ブサイクな女だなぁ”って思ってたんだけど…生まれたばかりの“チャッピー”に本当の赤ん坊のように接し、母性に目覚めていったあたりから、急に可愛く…いや、エロく感じてきた。意外と声もアニメ声だしな…“美人は三日で飽きる”っていうのと一緒で、ただ綺麗なだけで演技力もない女優面した輩より、こういう個性的なルックスのねーちゃんの方が、魅力があるのかもしれない…野沢直子なんて言ってごめんなさい。

“チャッピー”が日本のアニメロボットに似ていると言われるのと同時に、ヒュー・ジャックマンが操縦する敵メカが「ロボコップ」のED-209にクリソツで動きなんかもよく似ている。ただ、こちらのメカが凄いのは空も飛んじゃうところだろう…ロボコップだって飛べるようになったのは3作目だったのに。ストーリーも、よーく見ると「ロボコップ」オマージュいっぱいでして、オタク趣味まるだし「エリジウム」のニール・ブロムカンプ監督なので納得だ。本来なら、日本人受けするビジュアルなんでもっと話題になってもいいと思うのだが…やっぱり配給会社の戦略ミスが痛いな。


監督:ニール・ブロムカンプ
出演:シャールト・コプリー ヒュー・ジャックマン シガーニー・ウィーヴァー デヴ・パテル


【米国では間もなくBD発売!】
Chappie [Blu-ray + UltraViolet]






人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!