タイムリミット(2014年) | 勝手に映画紹介!?

タイムリミット(2014年)

タイムリミット

GEOアプリで配信された100円クーポンを使って借りてきた、新作だけど7泊8OK分の3本目…2014年9月3日レンタル開始の「タイムリミット」を鑑賞…過去にも似たようなタイトルの作品があるし、いかにもDVDスルー作品だなぁって印象も強いんだけれども、監督の名前がミカエル・サロモンだったので、ちょっと気になった。ジャケットには「バンド・オブ・ブラザーズ」の名前が引き合いに出されており、確かに、最近はTVドラマ、TVムービーの仕事にシフトしているみたいだが、オイラなんか、いまだに「フラッド」の監督だって意識しちゃうんだよなぁ。

その男ロバートが目を覚ますと…手足を縛られた状態で、冷凍倉庫の中に閉じ込められていた。なんとか、手足の拘束をほどき自由に歩き回れるようにはなったが…出口の扉は頑なに閉ざされている。やがて言葉の通じない2人組の男がやってき、わめき散らし、暴行を加えるが…自分がどうして拉致されたのか、そしてどこに監禁されているのか、さっぱり見当がつかないロバート。やがてもう一人、女が現れて、ようやく英語で会話ができると…どうやらロバートは大金を盗んだ疑いを掛けられているらしいのが判明。しかし、まったく身に覚えがなく…。

大金を盗んだ疑いをかけられ、冷凍庫に閉じ込められた男が…拉致した相手グループと駆け引きを繰り広げながら、なんとか脱出を試みようとするっていうワンシュチエーションサスペンス。本当にただ間違えられただけなのか、それとも盗んだけれども空っとぼけているのか…見ている側も主人公の正体をなかなか見極められない。まず目を覚ました主人公が、いとも簡単に拘束を解くあたりに…只者じゃない感じはする。自称、整備士で、彼女と食事をしている最中に拉致されたって言い張ってるけれども…ちょっと胡散臭いなぁ~とは思った。

言葉の通じないロシア人がいきなり出てきて、主人公を詰問…ちょっと不気味な感じはする。もしかして、主人公が知らないうちにアメリカ以外の国に連れていかれてしまってる場合もあるよなぁ~なんて想像もしたけれども、その後…倉庫の中で偶然見つけた電話で、外にいる人物と会話をして、どうやらNYらしいっていうのは判明。電話の相手は刑事で…自分が陥っている状況を説明しはじめたんだけれども、途中で拉致グループに見つかってしまって、電話を破壊されてしまう。それから拉致グループに、もう1人、女が加わり、その女は英語が通じた。

ようやく自分が陥っている状況を理解するも…「自分は無関係だ!」という反論はまったく信用されていない。で、拉致グループはさらに冷凍庫にとじこめて、口を割ろうとする。その後…寒さで凍え死なないように、身体を動かしたり、倉庫の中を探ったりしている時に…いきなり腹を撃たれて死にかかっている男が転がり出てくる。今まで、死角に隠れていたらしい。どうやらその男が電話の持ち主で…外にいる刑事と会話した時の内容から、犯罪組織に潜入していた刑事らしいというのも判明。お互いに助け合いながら、状況把握と脱出を試みるが…。

あまり詳細に語っちゃうとオチがネタバレしちゃうのでアレなんだけれども…主人公がやっぱり只者ではなかったという事だけは語っておこう。やっぱり拉致した悪党たちが睨んだ通り、なんか目的があったわけなんだよ。その目的の意味は理解できるんだけれども…冷凍庫からの脱出に重点を置いてしまっているので、主人公をそういう状況に追い込んだバックボーンが明らかに描写不足。テンポ重視なので、回想シーンとかを入れるのを躊躇ったのかな?回想入れちゃうと、時間軸がゴチャゴチャになって、余計にややこしくなる事もあるのは確かだが…。

でもテンポを重視したわりに…ワンシュチエーションの密室ものとして、緊張感やスリルは欠けていたんだよなぁ。主人公が生き延びるために行う、“伊東家の食卓”的な裏技にちょっと面白いものがあったりはするんだけど…それだけでは物足りない。Amazonで★一つ付けたレビュアーがボロクソ書いてるけど、あそこまで酷いとは思わなかったけど。紅一点の女性キャラのおねーちゃんがどこかで見た顔だなって思ったら「ダイ・ハード/ラスト・デイ」に出ていた、あのビッチなロシア娘だった。今回のキャラクターの方が、ちょっぴり可愛げがありましたね。


監督:ミカエル・サロモン
出演:ディラン・マクダーモット ピーター・ファシネリ ユーリヤ・スニギル デヴィッド・マクナリー


【DVDソフトの購入】
DVD タイムリミット







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!