天使の処刑人 バイオレット&デイジー(2011年) | 勝手に映画紹介!?

天使の処刑人 バイオレット&デイジー(2011年)


 天使の処刑人 バイオレット&デイジー 

GEOのセットレンタル…最近は返却期限迄に見れないといけないから、1週間OKの借り逃し新作(準新作ほど時間が経過してない)もチョイスする機会が増えてきた…でも、大体2泊3日と同時に返却しちゃうけど。ということで、5本のうち残りの2本は1週間OKの新作なんだけど、まずは2014年3月リリースの「天使の処刑人 バイオレット&デイジー 」を鑑賞…「キックアス」のヒットガールに続けと言わんばかりに、若手女優による美少女殺し屋もの…しかも本作はコンビです!ジャケにもなってるシスター姿の主人公たちのビジュアルが鮮烈なわけですが…。

バイオレットとデイジーはティーンエイジャーの殺し屋…その日もシスターに変装して、一仕事終えてきたばかりだった。仲介役のラスから、さっそく次の仕事が舞い込むが、面倒なので理由をつけて断ってしまう。しかし、雑誌で見た新しいドレスが欲しくなり、購入資金調達のため依頼を受けることに。ラスと会ってターゲットの詳細を確認。翌日、ターゲットの部屋に忍び込んだ2人は、部屋で相手を待つ間に居眠り。目を覚ますと、ターゲットの中年男が目の前にいた!自分を早く殺してほしいとせがむその男は今までのターゲットとどこか雰囲気が違い…。

ぶっちゃけ「キックアス」的なものを期待してたんだけれども…やたら乙女チックな内容(といっても、共演はダニー・トレホに、故ジェームズ・ガンドルフィーニとむさ苦しいおっさんの出番も多い)で、殺し屋少女の友情話や、ターゲットの中年男性との奇妙なコミニケーションの様子を描いており…なんか調子が狂うなぁって感じであった。途中で同業者みたいなのが出てきて、美少女が躊躇なく相手をぶっ殺し、死体を踏み潰して大はしゃぎするなんてバイオレンスかつシュールな展開があったりはするんだけれども、アクション映画としての爽快感は乏しい。

殺し屋たちが仲間内でランク付けされており、ナンバーで決まってる。そして、どこかに伝説のナンバーワン殺し屋がいるらしい…なんて設定に、ちょっとばかり鈴木清順の「ピストルオペラ」をダブらせてみたりもした。そうか、このシュールな感じって、鈴木清順だったのか(笑、ホントか?)ぶっちゃけ、あそこまで突き抜けてぶっ飛んでないので、なんか印象が中途半端なのかもしれないけど。シスター姿は冒頭で出てくるだけで、メインの本筋では…おそろいのつなぎでターゲットのもとへ乗り込んでいきます。真っ白なつなぎが血で染まっていくのは良かったな。

2013年に他界したジェームズ・ガンドルフィーニの演技が見れたのは、嬉しい産物か?劇中では、顔色が悪く、既に病気の兆候があったのかななんても深読みもしたくなったが…設定も、ガンで余命いくばくもないということだったので、単に役作りだったんでしょうね。でも、よりによって死が迫ってる、死を望んでいる、そして殺されるターゲットの役だったというのが、彼の急逝を予見してるようにも見えてしまう。ついでに言うと…めずらしく、ダニー・トレホは死なない役であった。美少女に耳の穴を指でホジホジされてるトレホおじきの表情がなんともいえない。


監督:ジェフリー・フレッチャー
出演:アレクシス・ブレーデル シアーシャ・ローナン ジェームズ・ガンドルフィーニ ダニー・トレホ 


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