サイレント・ウェイ(2011年) | 勝手に映画紹介!?

サイレント・ウェイ(2011年)


 サイレント・ウェイ 


昨年、他の番組と重なってしまって録画を断念したWOWOWのシュチエーションスリラー特集のリピート放送が、ちょっと前にあったのでエアチェック、本編時間が短かった「サイレント・ウェイ 」というスペインとコロンビアの合作映画を手始めに鑑賞。夜中のコインランドリーで美女が襲われるというのが大まかな内容。スペイン映画なんて、あまりなじみはないので俳優は知らん人ばかり…主人公のおねーちゃんは、そこそこ色っぽい。WOWOWの解説によると監督はギレルモ・デル・トロと一緒に「デビルズ・バックボーン」の共同脚本を担当した人だそうだ。

ホテルで働くローサはモデル志望で、オーディションにも挑戦していた。仕事を終えて帰宅する途中…オーディション合格の連絡が届き喜ぶローサ。その後ろに、怪しい人影が忍び寄っていたが、彼女はまったく気づかない様子。自宅に帰り着いたローサだったが、姉から洗濯機の調子が悪いと言われていたのを思い出し、そのまま近くのコインランドリーに立ち寄ることに。後から、見るからに怪しげな男がコインランドリーに入ってきて、警戒するローサ…そこへガブリエルと名乗るハンサムな青年がやってきて、入れ替わりに最初の男は出ていくのだが…。

冒頭、サイケなBGMと映像のオープニングテロップが、何やら期待感を煽る。10数年前に見た…「サイコ・ビーチ・バーティー」という70年代ホラーをパロったコメディ映画のことを思い出し、あんな内容のスリラーなのかなぁって思ってたんだけれども…そのサイケな映像は主人公の女の子が、オーディション(カメラテスト?)みたいなのを受けているってだけで…あまり本編には関係のないフリであった。大事なのは、モデル志望というキャラ設定を理解させることみたいだね。特に、本筋の方で、その手のパロディやオマージュがあるってわけではないかな?

主人公のねーちゃんが、人気のないコインランドリーに立ち寄るんだけれども、そこにいかにも怪しい風体の男がやってくる。次に、タイミングよくイケメンのにーちゃんが現れて、危機一髪、難を逃れる?ねーちゃん尻軽っぽいので、そのイケメンの方に、色目なんか使い始めて、あわよくばを期待してしまうんだけど…その後に、やっぱり“ある人物”に襲われてしまい、運悪くケータイもよく繋がらないし、他にあまり人も通らないしで、どうしようと。とりあえずコインランドリーを基点に、逃げ回ったり、籠城したり…“犯人”と駆け引きを続けるみたいな内容です。

シュチエーションスリラーなので、登場人物は少ないけれども…その後も何人か登場し、物語を動かしていく。だけど、その人物たちの役割は、ある程度予想がつくので…驚きは少ないかな?見どころは、ねーちゃん無事に家に帰れるか、助かるのかってだけかなって思っていたら、最後の最後で、いきなりある系統のホラー映画へ。確かに、このとってつけた感は70年代のB級っぽくもあるかななんて思ってみるが、どうせなら最初から、そっち系でガンガンきて欲しかった。ある役者が一人二役っていうあのオチなんかも、もっとストーリーに活かされていたら…。

気になる点といえば…ピンチの時にうまくつながらない携帯電話を、逆ギレして、ぶんなげるねーちゃん。尻軽なうえに(あくまで、っぽく見える)、意外と短気でガサツなのね…けっこう幻滅、なかなか可愛いなぁって思ってたのに。なんだかんだいっても、あの状況で助かるためめには、それはマイナスだろう。昔、「ケータイ捜査官7」でも“携帯は投げちゃ駄目”って言ってたぞ!ちょっと見てくれが良くて、芸能界に憧れる女なんて、きっとこんなもんだろう(性格悪そう)…別れ話を切り出した元カレにも、ボロクソ言われてましたね、狙われたのも自業自得か?


監督:アントニオ・トラショラス
出演:アナ・デ・アルマス ディエゴ・カダビド レオノール・バレラ ネストール・アルフォンソ・オルティス 


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