イノセント・ガーデン(2012年) | 勝手に映画紹介!?

イノセント・ガーデン(2012年)


 勝手に映画紹介!?-イノセント・ガーデン 


GEOのセットレンタルで借りてきた2013年12月4日発売、レンタル開始の新作DVD「イノセント・ガーデン 」を鑑賞…韓国映画「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督がアメリカ資本で撮ったサスペンスとのこと。確かに、「オールド・ボーイ」の衝撃は鳥肌ものだったが…果たしてハリウッド進出であの映画を超えることができるのか、気になるところ…。本作も一緒にセットレンタルで借りた「クロニクル」同様、かなり早い時期にUK盤のブルーレイに日本語字幕が収録されているという情報があり、興味があったんだけど、結局、買いそびれてしまったよ。

広大な邸に住む18歳の少女インディア・ストーカー…その日は彼女の誕生日であり、毎年、父親が贈ってくれているはずの誕生日プレゼントを探していたのだが、見つけた包みの中から出てきたのは謎めいた鍵だった。その直後…父親リチャードの交通事故死が伝えられる。本当に事故死だったのか?という噂が、周囲でささやかれる中、執り行われた葬儀。そこに長い間行方不明になっていたリチャードの弟チャーリーが現れ、インディアと参列者を驚かす。そしてリチャードは、そのまま邸に滞在することになったのだが…周囲で失踪事件が相次ぎ…。

原題はSTOKERっていうんだけれども、てっきり、最近も犯罪などで話題に上ったつきまとい行為の“ストーカー”の事だとばかり思っていたら、なんとコレ、主人公ファミリーの名前(苗字)だったんですねぇ。完全に“ストーカー殺人”とかそっち系を想像してました。実の母親とも距離を感じる、なんだか近寄りがたい雰囲気の美少女(成海璃子に似てない?日本でリメイクしたら絶対に成海璃子にこの役をお願いしたい)の父親が急死、そこに音信不通だった叔父が突然現れる。なんか大人たちの態度がよそよそしく、少女は敏感に何かを感じ取る。

母親は旦那が死んだばかりだというのに…そんな義弟に色目を使うし、この一家に精通している家政婦のオバチャンも、弟と対面してなんだかビックリしている様子。とりあえず、距離を置きながら家の様子を観察してるんだけれども…やがて家政婦のオバチャンが失踪し、その後に邸にやって来た親戚のオバチャンも訳知り風で主人公に何かを伝えようとしているんだけれども…行方をくらませてしまう。とくに隠すこともなく、やっぱり突然現れた主人公の叔父さんの存在が怪しいわけよ。つまり、お父ちゃんの事故も殺しではないかと…。

映像はところどころ思わせぶりなんだけれども…「オールド・ボーイ」の時のようなぶっ飛んだ、どんでん返しがあるわけでもないかな?主人公の少女が、どの段階で真実を悟り、そして何を決断するのかというのが見どころになっていく。まぁ、言ってみれば“血筋”の話なんですよね。なるほど…そこでSTOKERという一家の名前がタイトルに付けられているのが納得できたかなと。変に気取った部もが無きにしも非ずだが、主人公の少女を繊細に、そして大胆に変貌していく姿を演じたミア・ワシコウスカの魅力は充分に伝わってきて、けっこう楽しめましたね。

えっと、既にレンタルで借りてきたソフトは返却してしまったんだけれども…ちょっと失敗。オイラのブログを何度か読んだ方ならご存知の方も多いかもしれないが、普段の映画鑑賞は断然字幕派です。今回ももちろん字幕版で鑑賞したんですけど…さっきAmazonの商品ページを見ててびっくり、なんと吹替えキャスト、主人公の声が坂本真綾で、その母親が田中敦子になってるじゃないですか?新旧・草薙素子が母娘役という…そんな粋な吹替えキャストだったのに、二人の声を一度も聴かず返してしまった。なんてもったいない事をしたんだろうと、後悔。


監督:パク・チャヌク
出演:ミア・ワシコウスカ マシュー・グード ニコール・キッドマン ダーモット・マローニー ラルフ・ブラウン


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DVD イノセント・ガーデン







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