クロニクル(2012年) | 勝手に映画紹介!?

クロニクル(2012年)


 勝手に映画紹介!?-クロニクル 


大量購入したVHSもあるし、WOWOWエアチェック映画や地デジ等で録画した2時間ドラマ、スペシャルドラマなんかも見なきゃいけないしなんて思いつつも…新作ソフトも見たくなってしまって、いつものようにGEOへ。あまり需要のない、変な作品ばかり見てると、ブログのアクセスも減っちゃうしな(笑)ということで、2013年12月4日発売、レンタル開始の新作DVD「クロニクル 」を鑑賞…日本で劇場公開する前から、字幕入りの海外盤BDが出回っていて、評判になっていたけど…どうやら流行のモキュメンタリーらしいということで、オイラはスルーしてました。

高校生のアンドリューは、病気の母親を抱えながら、父親からの暴力に耐えていた。話し相手の友達も少なく…古いビデオカメラを回しながら、カメラに向かって自分で語りかけるのが日常だった。ある日、同じ学校に通ういとこのマットに誘われてパーティーに参加したアンドリュー…1人で寂しそうにしているアンドリューを見かねて、アメフト部のスター選手、スティーヴが話しかけてきて、マットと3人で、洞くつ探検に出かけるのだが…その中で不思議な物体を見つけて、その物体に触れた3人には、気づくと不思議な能力を使えるようになっていて…。

案の定…主人公がビデオカメラを回す、時々、撮影者が他の仲間に変わったり…別の人物が持ってるカメラになったりして、視点が変わる事もあるんだけれども、予想通り、いかにも低予算って感じの安っぽい映像です。最初は、ひょんなことから超能力を身に着けてしまった高校生が、些細な悪戯をしながら、それを撮影して楽しんでいるだけという内容が続き…それがちょっとずつエスカレートしていく。透明人間になったケビン・ベーコンがまず最初に、能力を覗きに使って、結局はレイプもしちゃったという「インビジブル」をちょっと思い出す内容。

本作は徐々に高校生たちの能力もアップしていくんだけど…それと引き換えに様々な葛藤も生まれるわけです。今まで根暗なオタクだった主人公を…その能力で人並みの人間に成長させようぜと、いとこと人気者の友人が考えて、最初は一緒になってノリノリだったんだけれども…元から暗い奴だったから、ちょっとした拍子に、力の使い方が悪い方向へ行ってしまうんですよ。で、少しずつ仲間同士で意見の衝突、軋轢なんかが生じてしまい…主人公が暴走していくと。ジャケ裏の解説で大友克洋の「AKIRA」を引合いに出してたけど、確かに似てるね。

そうオタクな主人公はもちろん鉄雄で…いとこのマットは金田だろう。ムードメーカーな黒人スティーヴは山形くんあたりのポジションかな?話が進んでいくと、予想以上にスペクタクルな方向に進み…現在のモキュメンタリーブームのきっかけとなった「パラノーマル・アクティビティ」なんかとは違って、しっかり映画としての醍醐味が味わえる。かなり能力を上達させた主人公たちが、空を自由に飛び回ったりするんだけれども…「ドラゴンボール」的な爽快感もあったね。何にせよ、普段物静かなオタクを怒らせたら怖いよってことですよ…いじめっ子の皆さん。


監督:ジョシュ・トランク
出演:デイン・デハーン アレックス・ラッセル マイケル・B・ジョーダン マイケル・ケリー アシュリー・ヒンショウ


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