新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~ Case 5 家族の肖像(2013年) | 勝手に映画紹介!?

新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~ Case 5 家族の肖像(2013年)


勝手に映画紹介!?-Masterpiece Mystery: Endeavour Series 1


今日の午後…ポール・ウォーカーの急死、事故死というショッキングなニュースをネットで知り、先日購入したまま放置状態の「ワイルド・スピード EURO MISSION」のブルーレイを、追悼を兼ねて見直そうかななんても思ったんだけど…やっぱりそれは日を改めて行う事にして、WOWOWでエアチェックしておいた「新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~ 」の続きを最後まで見てしまう事にした。やっぱ中途半端はいけないよね。ということで、一応シーズン最終話(イギリス本国で続編製作が決定してるそうだ)の「Case5 家族の肖像」を鑑賞。

巡査部長の昇進試験を控えるエンデバー・モースは…ひき逃げ事故の知らせを受けて現場に駆けつける。遺留品から大学関係者ではないかというところまで掴んだものの、身元の特定に至らなかったモース。そんな時に、夫の捜索願を出しに来た人物に行きあたり…被害者はオックスフォード大学ベイデリー・カレッジのコーク・ノリス教授とようやく判明する。一方、サーズデイ警部補は煙草を積んだトラックの盗難事件を追いかけていたのだが、捜査で立ち寄ったバー“ムーンライト”で、自分とは因縁があるマフィアのボス、キャスパーと再会する!

別々に見えた事件が途中でニアミスをするという…お馴染みのパターンではあるものの、今回は本当にニアミスだったなぁって感じの展開でしたね。大学教授のひき逃げ事件に端を発し、役人も絡んだ地上げやら、汚職やらという話が関わってくる。話が、話なんで…単なる交通事故ではないだろうと、モースは考えるわけですよ。一方、サーズデイ警部補は別件の捜査を任されてるんだけれども、捜査線上にかつて同僚を殺したマフィアのボスの名前が浮上。私怨もあったりして、一方的に事件の黒幕だと判断し、なんとしても逮捕しようと躍起になる。

“家族の肖像”なんてサブタイトルがついているので…本作は様々な形で“家族”が物語に深く関わってくる。まず、モースには死にかかっている父親がいて、捜査中に妹から病状がよくないから会いに来てなんて知らせを受けてしまうんですよ。で、マブダチの制服警官を自分の代理に推薦して…実家に戻るなんて展開も。あのマブダチの警官…なかなかナイスな働きをして、使えます。また、サーズデイ警部補は…マフィアとの確執のせいで、家族をも危険に巻き込んでしまう結果となり、お年頃の娘の恋愛事情なんかもちょっぴり物語に関わってきたり。

また、ひき逃げ被害者の教授も色々と家族に問題を抱えていたり、警部補が追い回しているマフィアのボスにも、親子間で“世代交代”を巡る確執もあったりで…そういうのが複雑に絡み合って、今回の事件に関わってくる。サーズデイ警部補が、命をかけてまで家族を守ろうとある決断をするのだが…そんな時に限って、モースの父親が危篤に陥り…けっこうハラハラさせる展開になってます。第二の事件が起きたりして、ひき逃げもやっぱり殺人事件であることが濃厚に…モースの名推理と執念の証拠集めで意外な犯人像が浮上する。

それこそタイトルから地上げ問題とか、そのあたりはフェイクじゃないかなぁっていうのは薄々感じていたんだけれども…真相がわかってみると、なんだかやりきれない、実に下世話な話であった。あっ、でも…実際の事件もこんなような話が多いのは確かだよね。そういうところが、リアルっていえばリアルなのかな?最後の最後にはサプライズな展開が待ってるんだけど…続編決定を先に知ってたからね、きっと大事にはならないんだろうなぁって感じ。つーか、あそこでアレしたら続編どころか、元ネタの「主任警部モース」が成立しなくなっちゃうか?(笑)


監督:コルム・マッカーシー
出演:ショーン・エヴァンス ロジャー・アラム アントン・レッサー ジャック・ラスキー


【Blu-rayソフトの購入】
Blu-ray Masterpiece Mystery: Endeavour Series 1







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!