新米刑事モース ～オックスフォード事件簿～ Ｃａｓｅ ４ 犯罪相関図（２０１３年）
引き続きＷＯＷＯＷプレミア枠にて、昨日エアチェックしておいた「新米刑事モース ～オックスフォード事件簿～
」の鑑賞…2本目となる「Case4 犯罪相関図」を鑑賞した。25GBのBD-RE1枚に3話全部を収めたかったので最初の1本をＨＸもーど、残りの2本をHGモードで焼いたんだけれども…失敗したかも。個人的には最初のCase3の方が好みの内容…あっちの画質を優先すればよかった。このCase4も、人間関係がやたらとドロドロしていて決してつまらないわけじゃなかったんだけれども…Case3に比べると、地味な話だったかな？
老舗兵器会社ブリティッシュに、王室のマーガレット王女が視察に訪れることになった。報道陣や見物客もたくさんつめかけ…刑事のエンデバー・モースも警備に駆り出されることになった。無事に視察は終了し…警察の警備も撤収したのだが、工場内で組立工のパーシー・マレソンの遺体が発見される。死亡推定時刻は、ちょうど王女の来訪時刻と一致。なぜ、警察の警備を掻い潜り犯行は行われたのか？従業員の事情聴取を任されるモースだったが、経営者のブルーム家にも疑いの目を向ける。やがてモースは被害者が関わるある事件に目をつけ…。
毛嫌いされていた警視なんかからも…それなりに実力を認められたモースだったけど、相変わらず皮肉屋の同僚（先輩？）ジェイクス巡査部長からは嫌味を言われ続け、コキ使われてる。僕刑事なんですけどなんて抵抗してみるも…人手が足りないから、王女来訪の警備をしろと、下っ端の仕事を押し付けられている。王室絡みの事件が起きるのかななんて…ちょっと期待が高まる出だしではあったが、殺されたのは兵器工場の組み立て行員だった。ただ、犯行は王女の視察中に行われたみたいで、真相を究明しないと警視の責任問題にもなりかねない。
で、なんとしても事件を解決するぞ…ってなるわけだけど、その兵器工場はかなりの老舗で、一癖も、二癖もある経営者一族がデンと構えているので、一筋縄ではいかない。この経営者一族は、金持ち、権力者特有の複雑な人間関係であり、確かに事件に関連のありそうな秘密もいっぱいだぞと。でも、兵器＝お国の仕事ということで、あまり嗅ぎまわっちゃいかんぜよと…上の方からの圧力もあるわけでして、現場で捜査する人間は困ってしまう。特に、モースは、そういう駆け引きが苦手なので…またまた警視ににらまれるわけですよ、余計なことするなよと。
従業員の事情聴取なんていう地味な仕事を押し付けられるモースだったけど、そんな時に「あら、久しぶり？」なんて、昔馴染みのねーちゃんと再会。そのねーちゃんは、社長秘書で、事件の第一発見者でもある。しかも…モースの過去も色々と知ってそうな意味深な態度をとるんですよ。モースの元カノの存在とかをにおわしたり…色々と、事件以外のことにも関わってきそうな気配。本人が気づいているのか、気づいてないのか分かりにくいんだけれども、ねーちゃんの方は、明らかに誘ってる感じ。でも、このねーちゃん、社長とも訳あり風に見えたり…。
被害者の自宅や遺留品から…どうやら偽名を名乗っている別人である可能性が発覚。その正体を突き止めたモースは、さらに昔の未解決事件を掘り起こしてきて、それが今度の事件にも関わっているのではないかとにらむわけですけど…工場内では他にも殺人やら事故やら不可解な出来事が続発する。やっぱり経営者一家が何か隠し事をしていそうだが…。経営者一族や警察上層部からの圧力に屈しないモースの執念で、意外な真犯人が浮上するんだけれども…1本前のCase3と比べちゃうと、謎解き要素なんかが少な目で地味な印象。
ただ、ビックリした点もあり…それはモースが、どさくさにまぎれて、例の秘書のねーちゃんと一発やってしまうというところだろう。あのヘタレにそんな勇気あったのか？つーか、てっきり童貞だと思ってたぜ。でも、この恋の行方は予想通りな結末へ…いやいや恋なんてものではなく、相手の思い出づくり？けじめをつけるのに利用されただっけって感じの微妙なもんだったんだけどな。あんだけ気があるフリしてて、あっさり別れ話を切り出すねーちゃん。モースも、一発やったら彼氏面して、有頂天になってしまう…普通の男だったところに、なんだか親近感が…。
監督：クレイグ・ヴィヴェイロス
出演：ショーン・エヴァンス ロジャー・アラム アントン・レッサー ジャック・ラスキー
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