スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年) | 勝手に映画紹介!?

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年)

 

勝手に映画紹介!?-スター・トレック イントゥ・ダークネス


【鑑賞日:2013年8月16日】

BD-BOXのおかげでしばらく、スタート・レック漬けの日々が続いたんだけれども、最後のトリをつとめるのが、最新作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の先行上映だ。本作は2009年に公開されたリブート版「スタートレック」の続編…主要キャストは前作から続投、新たにベネディクト・カンバーバッチ演じる謎の敵ジョン・ハリソンが登場するという事で話題になっている。先行上映は18時の回、1回しかなかったのでレイトショー料金にならない、だから前売りをあらかじめコンビニで購入しておいた。ちなみに鑑賞は2D、字幕版です(今回はそれしかなかった)。

西暦2259年、ジェームズ・T・カーク艦長率いるU.S.Sエンタープライズは惑星ニビルの調査にやって来ていたのだが、地殻変動で惑星が危機に瀕している事を察知し、火山の噴火をとめようとする。作戦はなんとか成功したのだが…自分たちの存在を、惑星の住民に知られてはいけないというルールを破ってしまい、艦長職を辞めさせられることに。その頃、ロンドンで宇宙艦隊データ基地が爆破される。犯人は艦隊士官のジョン・ハリソンと判明。エンタープライズの艦長に復帰したパイク提督と共に、会議に出席したカークたちの前にハリソンが現れて…。

冒頭、未開の地の原住民に追いかけられるカークとマッコイ…まるで「インディ・ジョーンズ」のようなスペクタクルシーンから幕開け…そして、エンタープライズが、まさかあんなところに隠れているとは、なかなか意表をついた演出だ!メインキャラ総出で頑張った、冒頭のド派手な作戦…いや、本当は派手にやらかしちゃいけない隠密行動だったんだけれども、カークが無茶したって事みたい。で、堅物のスポックがそれを上官に報告したことがきっかけとなり…カークは艦長の任を解かれそうになる。スポックめ、余計な事しやがって…と憎々しげなカーク。

と、思ってるところに…女性ファンお待ちかねのベネディクト・カンバーバッチが出てきて、悪さをする。というか、テロ行為だね。今度は「ダイ・ハード」状態になって、カークも反撃!いつのまにやら、冒頭のミスなんてなかったことになって、艦長職に復帰!悪人のカンバーバッチを追って、クリンゴンの領土に攻め入る。実は、クリンゴンと連邦は一触即発の状態で、連邦の宇宙船が出向いただけでも戦争状態に陥ると…だから隠密行動をしなきゃいけないんだけれども…。まぁ、このあたりの複雑な状況の裏に陰謀が隠されていて、カークたちは巻き込まれていく。

自分が旧作をおさらいしたからって、偉そうにするわけではないんだけれども…もし本作を見に行こうと予定しているなら、絶対にオリジナルシリーズを見ておいた方がいいですよ。前作を見直すよりも、オリジナルシリーズの2作目と3作目あたりを見ておくと、引用・オマージュやアレンジがいっぱいあって楽しめるはず。オリジナルシリーズのパラレルワールドであるのは、前作の作品の中で公式に認めているわけでして、だからこそ、アレ、これってもしかしてって思うところもありつつ…なんか、違うぞと、ネタを知ってる人ほど展開が読めそうで読めなかったり。

いや~、色々な事を語りたいんだけれども、あまりまだ情報も出回ってないみたいだし、映画ファンとしてネタバレは書いちゃ駄目だろうと、今回は思った。とにかくカンバーバッチが凄かった。例の現代版「シャーロックホームズ」なんかも、作品自体は面白かったけど…男から見て、正直、カンバーバッチがかっこいいとはあまり思わなかったよね。でも…今回は、かっこよかった、男でもホレた。赤子の手をひねるようにクリンゴンなんかも簡単に玉砕するし…腹黒くて何考えてるかわからなくて不気味だし。でも、ちょっと間抜けなところもあったかな?

とにかくこの人の“正体”が分かった瞬間に鳥肌が立った…そうなんですよ、特にここでオリジナルシリーズを見直しておいて良かったなぁと、俄かファンのオイラは思ったわけですよ。元ネタのオリジナルのキャラより、これはかっこいいし、強そうだよ…生粋のトレキチの人に、こんなことを言ったら怒られちゃいそうだけど(笑)最後のネタもね…オリジナルのネタを知ってると、アイツはあんな方法で助かったけれども、コイツはどうなっちゃうんだ…?と、本当にドキドキさせられたよ。ただでさえショッキングな展開なのに…まだまだ話は終わってなかったり。

1作目と全然、雰囲気が違って面白かった…最初はどちらかというとスタートレックっぽくなかったんだけど、後半はどんどんスタートレックっぽくなっていった。毎回、作風が違うというのも、オリジナルシリーズでも繰り返してきたことだからね…しっかりと元ネタを踏襲しているということなのだろう。宇宙船同士のバトル以外にも、ディザスタームービー級の破壊の美学が見ごたえあり。いつも冷静なスポックだって暴走するし、やっぱり転送装置も大活躍だし。再び続編が叶うのであれば…カンバーバッチには“逆襲”してほしいなぁって感じですかね?


監督:J・J・エイブラムス
出演:クリス・パイン ザカリー・クイント ゾーイ・サルダナ ベネディクト・カンバーバッチ カール・アーバン


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