イントルーダーズ (2011年) | 勝手に映画紹介!?

イントルーダーズ (2011年)


  勝手に映画紹介!?-イントルーダーズ 

今回、GEOのセットレンタルで8月2日、3日リリースの新作ソフトを合計6枚借りてきたんだけれども、無事に全部消化して、さっき返却してきました。昨日までに書き終わっているもののほか、今書いてるのを含めて4本のレビューが残っているんですけど、今晩は夕方から「プロメテウス」の先行上映へ行く予定なので、それまでの時間をブログ執筆に割いても、全部は書き終わらないだろうと思う。ということで、2012年8月3日発売、レンタル開始の新作DVD「イントルーダーズ 」を鑑賞…クライヴ・オーウェン主演のホラーサスペンス。

とある場所に住む一組の母子…息子は“顔なし怪人”が登場する物語の創作に夢中になっていたのだが、ある晩、怪物が本当に目の前に現れ、それ以来、怯えて暮らすようになる…。一方、12歳の少女ミアは、父親ジョンの実家近くの大きな木の穴の中から、古い手紙のようなものを見つける。そこには“顔なし怪人”についての文章が書かれており、ミアは、自分の創作物と偽ってクラスメイトの前で発表…それ以来、怪物の姿に怯えるようになってしまった。父親のジョンはミアを親身になって心配するのだが、ついにジョンの前にも怪物が!

妄想が実体化して襲ってくるということだろうか?恐怖心、トラウマから…フードを被った顔のない男に襲われる、二組の親子の物語が交互にスイッチして物語は進行していく。最初に描かれている男の子と母親の親子の方が原因となって、ジョンとミア親子にも“顔なし怪人”の不幸が降りかかったという事らしい。場所や時間の違いは明確だけれども…この二組の親子の関係性はどこにあるのか?というのが重要。まぁ、そんなに難しい仕掛けではないので、普通に見ていればある程度、見破れる真相でしたけどね。

年頃の娘にしてはおとっつぁんと仲良しすぎる…娘の方は、ちょっと異性的なものを感じてるんではないだろうか?母親とおとっつぁんがHをはじめようとして素っ裸になってるところを目撃しちゃうんだけれども、それも騒動の引き金になってる。娘はショックで喋れなくなる、おとっつぁんもだんだん言動がおかしくなる…おかあちゃんや周囲の人間は、やはり下世話な想像をしてしまうだろう。愛する娘を助けるため、おとっつぁんは“顔なし怪人”を倒すため、一人で真相究明に奔走する。

スプラッター的な描写が控えめなところが、ちょと全体的に印象を地味にしていると思うんだけれども(だから日本ではソフトスルーになってしまったのかな?)、悪魔祓いといったオカルトっぽい演出も取り入れている部分があるので意外と飽きずに見れる。娘が“顔なし怪人”の文書を見つけてしまうくだりの不穏な空気、建設現場で働いているおとっつぁんのマッチョでスペクタクルな活躍シーンなども映画的な見せ場(もちろんその後の展開の伏線にもなっている秀逸さ)となっていて個人的には好き。裸で一服するお母ちゃんが意外とエロかった。


監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
出演:クライヴ・オーウェン カリス・ファン・ハウテン ダニエル・ブリュール ピラール・ロペス・デ・アジャラ


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DVD イントルーダーズ